2008.08.10

第三十回 将軍の母

OP。段々、紀州派も一橋派もどっちもどっちな気がしてきました。一橋派が権力握ってたら、紀州派弾圧してたんだろうなぁ、て。

 家茂が江戸城に入りました。早速大奥の篤姫にご挨拶。家茂は篤姫に好感を持っておられるようですが、直弼にしてみれば面白くありません。何せ出自が出自だし、それに何より表の政に口を出されてはたまったものではないとお考えのようですね。

 そして安政の大獄。水戸への勅諚に絡んだ月照・西郷にも幕府の追及の手が伸びてきます。お国許では斉興が復権し、斉彬の政策をことごとく否定しているところ。まさに前門の狼、後門の虎。帯刀・大久保は何とか二人を助けようとしますが、さてさてどうなることやら…

 直弼のやり方に納得できない家茂は、篤姫の考えを聞きに大奥へと足を運びます。が、そこへ直弼も乗り込んできました。密勅に関わった西郷の行方を篤姫に尋ねにきたようです。直弼の言ってる事も、考えも分かるんですけど、やっぱりやりすぎな感は否めません。何か他の方法はなかったのかなぁ。
 家定の遺言とはいえ、将軍の後見役などやらせたくない直弼は、篤姫を政からはじき出そうとしますが、家茂によって阻まれてしまいます。家茂自身が篤姫を信じきっている限り、無理でしょうねぇ。

 さて西郷さん。月照の保護をよりによって斉興に頼んじゃったんですね…。斉興は当然二人を救うはずがなく、久光も父と幕府を恐れどうすることもできません。
 帯刀と大久保は二人を逃がそうとしますが、二人の覚悟は決まっていたようです。日向へと送られる船の上から二人して身を投げてしまいます。西郷は助かりましたが、月照はここで命を落としてしまいます。生き残ったのはなすべき事があるからだと思って生きるしかないですよねぇ…。

 さて、ここで冒頭から少々挙動不審でした幾島が大奥から下がりたいと申し出ます。家定の死から篤姫が立ち直りつつある事を感じたからの申し出ですね。

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2008.08.09

第二十九回 天璋院篤姫

OP。世襲って善し悪しだよねぇ。就きたくもない地位に就かされるって苦痛以外の何物でもない。…と思う。

 家定の死は篤姫に大きな打撃を与えたようです。ハリスとの面会や、将軍継嗣問題に巻き込んだことで、家定の死期を早めたと思い悔やんでも悔やみきれないというところでしょうか。しかし当初の目的がそれだったのですから…。違った出会いが出来ればよかったのにね。

 さて、もう一方の死。斉彬を追って死を選ぼうとした西郷に、月照は斉彬の遺志を実現するために生きる様諭します。頑張れ西郷、時勢はまだまだこれからだ。
 斉彬の葬儀を終えた薩摩では久光が帯刀を側近にと望みます。ここでも斉彬の遺志は生きていますね。でも、問題は山積。斉興は復権を目論んでいらっしゃるようですし、若い侍たちは久光がお由羅の子であることに反発を覚えているようです。ところで大久保さんの考え方は見事に幕末の志士って感じでしたね。

 大奥では篤姫が家定の死を本寿院たちにも知らせたいと思います。愛する者の死を知らされないことは辛い、そのような思いを本寿院やお志賀にさせたくないと言いますが、篤姫の口から家定の死を聞かされるのはもっと辛いんじゃないかなぁ、と私なんかは思うんですけど。
 そんな時、滝山の態度に不審を持ったお志賀が篤姫の元へやってきます。篤姫は家定の死をお志賀に伝えますが、お志賀からは体の弱い家定に無理をさせ、しかもその不調に気付いてあげられなかった事を激しく責められます。
 引き続き本寿院に知らせに行きますが、慶喜が次の将軍になれなかったことへの逆恨みから家定を毒殺したと花で殴りつけられていました。…鋏じゃなくてよかったね。それくらいの理性は残っていたんだ…。(脇息振り上げたのは…?) ところで本寿院に家定の死は真であると伝えたときの篤姫の表情、笑っているようにも見えてしまったんですが、私だけ?

 さて、政局。幕府の頭越しに水戸藩へと勅諚が下されておりましたが、内密のはずなのに井伊直弼に駄々漏れでした。この辺、朝廷側が甘いのか、水戸藩側が甘いのか…。あ、直弼の諜報活動がすごいって可能性もあるか。

 篤姫は落飾して天璋院となりました。大奥を去るお志賀は、篤姫の事を「家定にただ一人愛された」と評し、篤姫を立ち直らせるきっかけとなります。
 家定の死を嘆いてばかりはいらないと気付かされた篤姫は大老・井伊直弼に会い、家茂の後見人のことを切り出しますが、直弼は見事にしらばっくれます。まぁ、本心では厄介な者が出てきたと思ってるんだろうなぁ。さて篤姫はこの老獪な御仁にどう立ち向かうのでしょうね。

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2008.08.05

第二十八回 ふたつの遺言

OP。井伊直弼も見事に評価が分かれる人ですよね。男たちが表で権力争いをしていた頃、女たちは奥で…?

 大奥でかつてないほど穏やかな時間を過ごしている篤姫。一方の表の世界では井伊直弼が大老になった事で、紀州派が圧倒的優位に立ちました。家定は慶福を将軍にするに当たって、篤姫を後見人の一人とするよう直弼に命じます。前回から、自分の亡き後のことまで考えている様子が、見え隠れしていて悲しい…。案の定、家定は倒れてしまいます。

 虫の知らせと言いますか、篤姫は家定の事がふと頭をよぎったようですが、家定の話をすれば当然のように幾島は慶喜を将軍継嗣にせよと強く願い出ます。幾島のお家大事の精神は素晴らしいとえいば素晴らしいよね。
 その薩摩では、斉彬が西洋式の軍隊へと軍備を一新しているところ。そこへよれよれになった西郷さんが帰国。当然、良い知らせをもたらすわけがなく、次期将軍は慶福でほぼ決まりとの知らせでした。しかし斉彬は諦めたわけではありません。西洋式軍隊で上洛する事を帯刀と西郷に告げます。使う使わない、そして事の善し悪しはともかくとして、やっぱり武力ってのは物事を効果的に運ぶ事がございますよね。日本が通商条約を結んだのだって結局は背景にあった武力だし。

 米国と通商条約を結んだ事は大奥にも伝わります。篤姫は大奥に来ない家定を案じて、お付のお医者を呼べと命じますが、本寿院に先手を打たれてしまいました。家定が病で倒れた事は決して篤姫には知らせるなと。さすがに滝山はフォローに入りますが、聞き入れるはずもございませんね。一旦こじれた嫁姑は大変だ…。
 互いに互いを思いあう家定と篤姫。しかし互いの立場と周囲の思惑によって二人は会う事を許されません。切ないなぁ。

 慶福が将軍継嗣としてお披露目されました。幾島、一気に老け込んじゃったよ…。これを機に直弼は一橋派の主だった者を隠居や登城停止など、反対派を江戸城から追い落とします。
 そんな時滝山が篤姫の元を訪れます。何か言いたいことがありそうですが、姿が見えなかった幾島が戻ってきたものですから、滝山の話は後回しです。そうまでして話した幾島との会話は、何ていうか、張り合いのないものでした。滝山の話、早く聴いてあげるがいい。
 
 その頃、薩摩では斉彬が帰らぬ人に。…毒殺ではないんですね。
 その知らせはすぐさま篤姫の元に。篤姫は将軍継嗣問題で中立を保つと為、開く事のなかった文に初めて目を通します。父の思いに涙する篤姫。ですが、悲報はそれだけでありません。時を置かず、家定の死が伝えられます。しきたりといえども、一月近くその死を知らされなかった篤姫。駆けつけた家定の柩の前で泣き崩れるのでした…。悲しい。
 

今日の一言。
 ・井伊直弼の「恐れ入り奉ります」攻勢は素晴らしかった。

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2008.08.03

第二十七回 徳川の妻

OP。慶喜と慶福の2ショットが、また見事に明暗分かれてましたね(苦笑)

 篤姫は己の気持が定まらぬまではどちらにも味方しないと幾島に宣言します。幾島は大激怒。そんな時、滝山が大奥の総意として嘆願書を提出したいとやって参りました。直弼を大老に推薦したいとの願いです。そりゃ、幾島が黙っているわけがございません。血管切れそうです。二人の言い合いは滝山の方が理路整然としている感じがしますが、その4,5年の時すら得られなかったのが幕末なんですよねぇ…。しかし、篤姫も大変だ。こういう事、二十歳そこそこでさばいていかなきゃいけないんだから。
 篤姫に信を置いている家定は本寿院の事等気にせずに、好きなようにせよといわれますが、この中立ってのが実は非常に難しいものかもしれません。ちなみに家定が言っていた「熱き心」ってのは、裏を返せば感情に流されやすいって事? 褒められているのか、いないのか…。

 さて、薩摩。大久保さん家で喧喧囂囂。あー、厭だ厭だ。幕末動乱って感じがして…(泣) 
 帯刀さんは、言うだけ言ったらスッキリしたようで、言い過ぎたことを後悔し始めておられます。というわけで斉彬に謝罪。そこで、斉彬から慶永を大老に推す考えがあることを聞かされます。
 どちらが大老になるかが、勝負の分かれ目のようですが、篤姫は嘆願書の件について幾島の猛反対を振り切って、滝山に一任すると告げます。これだけ見てると一橋派がかなり後手後手にまわっているって感じですね。

 大老に相応しいのは直弼か慶永か。その答えを見極めるため、家定は篤姫を同席して二人に会う事とします。慶永は諸侯が力をあわせて難局に当たるべしと主張し、直弼は徳川宗家中心とした強い幕府を作りあげるべきと主張します。
 家定が選んだのは井伊直弼。その理由は徳川将軍家を守りたいからでした。…最後の将軍になっても良いと考えていた頃の家定の方が、私は好きでしたがね。国の事から家族の事へと考えている事が大分小さくなった気がします。まぁ、それは、家定が人を、篤姫を、信じたがゆえの変化ではあるんですけどね。

 そして大奥を飛び出した篤姫。幾島は追っていったようですが、さすがに滝山はとどまりましたね。
 家定の元に駆けつけた篤姫はこれからは自分は徳川将軍家の人間として生きていくと宣言します。後ろで聞いていた幾島には非常に残酷な事をしていますが、篤姫の気持は変らないようです。女の人って、この辺が難しい。実家をとるか、嫁ぎ先をとるか。諸刃の剣だね。

 結局、家定は慶福を次期将軍と決めます。それは、若年の慶福ならば篤姫が後見役として力を振るえるようにするためでした。家定がいかに篤姫を認めているか、わかりますね。

 それにしても今回、斉彬にも家定にも明かに死亡フラグが…(泣)

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第二十六回 嵐の建白書

OP。…京都の朝廷。これが加わる事で幕末は非常に悲しい歴史になってると思うのです。…佐幕派ですもの、私。

 篤姫と家定、まさにお茶の間の風景(笑) いやぁ、タイトルとは裏腹にほのぼのだなぁ。こういう穏やかな時間が何時までも続けば良いのにね。そうは時勢が許さないか。

 次期将軍を巡っては、紀州vs一橋の戦いがますます激化しそうな予感です。本寿院は直弼を呼んで、慶福が次の将軍となるように力を尽せと伝えますが、直弼にとってもこれは嬉しい申し出。やっぱり女性があれこれ口を出してくると何かと大変でしょうからねぇ。何つっても皆様方身分はお高くていらっしゃるから。

  さて、薩摩。尚五郎さん、小松帯刀へとランクア~ップ。領地での善政が斉彬の耳に届いてのことのようです。それにしても尚五郎さんは、聞く質問、聞く質問、篤姫がらみですね。お近さんには聞かせないようにね。
 斉彬が尚五郎さんに語った、この国の未来、それは建白書となって幕府へ提出されます。これが大奥の本寿院の手に渡り、大奥ではまたまた一波乱ありそうな予感です。本寿院も、篤姫も追い詰められた、って感じ受けましたしね。

 アメリカとの通商についての話し合いで、幕閣連中を一喝した家定は格好良かったですね。
 その晩の五目並べタイムで、篤姫は慶喜を次期将軍へと願い出ますが、斉彬とへの思いと家定への思いに悩む篤姫の言ってる事はグダグダ…。挙句、「そなただけは信ずるに値する女子だと思うておった」とまで言われる始末。辛いのう、悲しいのう。やっぱり、斉彬に慶福の方が将軍に相応しいと伝えてみるべきだったのでは? 意外と斉彬も考え変ったかもしれませんぞ。

 堀田さんは勅許を得るため、京に上ります。こうして朝廷の権威が復権していくわけですが…。個人的には、これが幕末を一筋縄ではいかなくした原因だと思っておりますので、非常に複雑。開国については幕府が貧乏くじ引いたとしか思えないので、朝廷が力をつけていくのを見るのは非常に複雑。(しつこい) でも、国は開くしか道はなかったのですが、攘夷運動も(ある程度)必要な行為だったと思っているので、以下略。

 将軍継嗣問題は大詰め。家定の体の具合なんかも含めてね…。そんな中、篤姫は家定に慶喜・慶福、どちらを選べばよいか分からない、だからどちらかを推す事はしない、と宣言します。二人の仲もこれで、よりいっそう深くなったね。

 今日のつぶやき。
 篤姫が幾島くらい使命以外の事は考えられない人だったら、逆に楽だったかもね。
 もう一個。大河って絶対、「それぞれの良いところを認め合う」みたいな事絶対入れてくるよなぁ…。特に女性が主役の奴は。「功名が辻」とかね。

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