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2008.10.23

第四十一回 薩長同盟

OP。ああ、前に公卿を口説いていたのは桂さんだったのね。もう一人は?

 家茂出陣。真ん中に写った人は早死にするという迷信がございますが…。それはともかく、出陣を前にした家茂に対する篤姫と和宮、またまた対照的に描かれていますね。個人的には家茂と篤姫の会話は優等生過ぎてイマイチしっくり来ないんですけど。まだ家茂と和宮の会話の方が心情的に納得できるかな、と。…綾も錦も君ありてこそ、ですよ。何のかんのでいい雰囲気のお二人でしたが、そこへ観行院が倒れたとの知らせが飛び込んできます。精神的に不安定な和宮、今回も家茂を笑って見送った篤姫を目の敵にしてしまいました。うーん、少しは仲良くなったかと思ったんですが。

 さて、薩摩。帯刀と一緒にいるときの久光は意外と名君に見えるので不思議です。まぁ、一言多い気も致しますが。今回の長州討伐に久光が乗り気でないことを知った帯刀は、考えている事があると告げます。それは長州と手を結ぶ事。しかし、今までの経緯が経緯ですから前途は多難のようです。(…でも、ドラマしか見てなかったらそこまで敵対してるようには見えない気も。特に薩摩側。) でも、まぁ、龍馬さんもいらっしゃる事ですし、まずは長崎で長州のために武器集めから。倒幕への道は着実に進んでおります。 

 そんな表の様子は露も知らない大奥。(まぁ、普通はそうなりますね。) 病に倒れた観行院の回復を願い、管絃(?)を催します。が、皆様の願いも虚しく、観行院、息を引き取ってしまいました。あーあ。

 大阪では慶喜が長州征伐の勅許を得ました。…己の首をしめるとも知らず。薩摩は幕府から命を下されても、討伐に参加するつもりはないようです。朝廷警護の妨げになるといって。なんか、とっても、薩摩です。てか、この時代、これくらい上手く立ち回れてたの、薩摩くらいな気がしますね。
 そんなところへ、お琴&お龍登場。お龍さんは、寺田屋の顔みせですかね。お琴さんは、押しかけ女房(笑) しかし、帯刀様、女性に全く頭が上がらないですなぁ。

 年が改まっても、長州征伐に何の動きもないことを案じた篤姫は、勝に家茂を連れ戻せと頼みますが、軍艦奉行の任を解かれた勝には無理な事でした。その代わりと言って、情報を一つ。薩長が帯刀を通じて結びつきを強くしているとの噂を教えてくれました。…この勝さん、なんか狡猾そうで、イマイチ信用できないなぁ。篤姫も、しらばっくれてる事見抜いておられるようですよ。ところで、勝さんはあれだけ篤姫のことを買っておきながら、結局はこういう態度をとられるわけですね。まぁ、篤姫に本当のところは説明できないかもしれませんけど。それこそなに仕出かすか分かったもんじゃない。

 そして薩摩と長州の会談の日。龍馬さんから帯刀への一喝で、何とか無事ことが運んだようです。が、これで薩摩はともかく(表向きは友藩ですからね)、龍馬さんは幕府からみたら立派な敵。というわけで、捕り方に追われる身となってしまいました。ちなみに刀で切られるのと銃で撃たれるの、どっちが生存率は高いんだろう…? 個人的には刀な気がします。もちろん当たりどころにもよりますが。

 次回はとうとう家茂が…
 話は変りますが、亀山社中跡、入れなくなって残念。…何があったんだろう。…マナー?
 

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2008.10.20

第四十回 息子の出陣

OP。長州って、幕末の火薬庫。何だかんだ言ってもあの勢いはやっぱりすごいと思います。

 今回は家茂と和宮の2ショットから。穏やかな日々…まさに嵐の前の静けさですね。元治っていえば、もう京は大変な感じですもの。ところで8月18日の政変って一言でも触れられてましたっけ? 記憶にない…。

 さて、薩摩勢。西郷さんのご帰還で大盛り上がり。その宴の席で、帯刀さんってばお琴さんに一目惚れ…ですかねぇ…? 京で国事に奔走しているのかと思えば、そっちか。まぁ、この当時のことなんですから、甲斐性さえあれば妾を何人持とうが全くのご自由なんですが、この帯刀さんに妾は似合わない(苦笑)

 そして蛤御門の変。長州の何がすごいかって、どういう理由があろうとも、御所に向かって発砲したって事実ですよねぇ。このご時世、なかなかここまでは暴走できない。この辺の事実を思うと、「朝敵」という言葉は勝った方の言葉なんだなぁ、ってしみじみ思ってしまいます。

 大奥では篤姫の元におたあさん登場。BGMからして何かの宣戦布告しにきたのかと思いきや、本当にご挨拶のみのようでした。どっちかというと、口火を切ったのは滝山。世継の為に側室を設けてはどうかと二人に提案します。ですが、篤姫は家茂と和宮の気持を推し量り反対します。これで観行院を味方につけましたね。
 そんな折、和宮が体調不良を訴えます。これは懐妊の兆しか、と大奥はお喜びに包まれますが、御医師には見せておられますか…? あまりにも思い込み…。

 京では戦勝祝賀会(?)が催されておりましたが、西郷さんが気を利かせて、帯刀とお琴を二人きりにして差上げます。で、何をするかと言えば、囲碁。…と行きたいところでしたが、さすがのお琴さんも囲碁のたしなみはなかったようです。が、まぁ、いい雰囲気ではありますね。

 一方海軍操練所では長州に味方したものがいるとの事で閉鎖の危機に。そこで、勝さんが思い出したのは帯刀さん。斉彬の遺志を継ぐものとして、龍馬さんを帯刀の元に遣わします。運命的な出会いの割には、あっさりと終了(笑) ま、龍馬さんは確かに風のような人だ。

 大奥では篤姫が和宮にでんでん太鼓をプレゼント。これで、篤姫と和宮の溝は埋まるのかなぁ? …が、幸せは長くは続きませんでした。懐妊が間違いだったと判明したのです。篤姫は和宮の元で号泣。…ちょいとびっくり致しましたが、和宮が感情表現に乏しい分だけ帳尻が合うのかな。

 慶応元年。幕府を瓦解へと導く長州との戦が始まります。慶応って名前がよくないよね。文字通りKOされたわけだし。…ダジャレはともかく、大奥では三人揃って記念撮影。(顔はもっと白塗りにしなくてもいい?) 最後の思い出作りってわけですか。篤姫と和宮は完全に和解したみたいですね。
 しかし家茂、本気で言っているとしたら見通しが甘い。将軍が行けば長州がすぐ降参するってのは、あまりにも時勢が見えていないですよね。篤姫と和宮を安心させるために吐いた嘘だとしたら、お互い嘘だと分かっていても信じていたい哀しい嘘、になるんですけどそういう風には見えなかったなぁ…?

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2008.10.18

第三十九回 薩摩燃ゆ

OP。攘夷。まぁ、今見れば確かに野蛮な行為かも知れませんが、やっぱり必要な事だったのではないかなぁ、とね。

 家茂の無事を祈る大奥の面々。そんな折、家茂が京に無事に着いたという知らせが届きます。京方はいよいよ攘夷実行かと浮き足立ちますが、「昔に戻るなど無理な事」と和宮は浮かぬ顔。今、大奥で一番事態状況が見えているのは和宮みたいですね。家茂の攘夷は無理の台詞だけでこうまで思えるってのはすごいことだ。

 京に着いた家茂は攘夷の困難さを帝に申し上げるとやる気満々ですが、先に着いた慶喜から、衝撃の事実を伝えられます。なんとすでに幕府は攘夷を行うと約束をしてしまっていたのでした。しかし、まぁ、慶喜の腹黒い事、腹黒い事(笑) 素晴らしい。
 結局家茂は、攘夷決行の約束を覆せることなく病に倒れてしまうのでした。これはやっぱり篤姫と家茂の考えが甘かったとしか言えないなぁ。攘夷なんてものは結局は精神論ですから、説明されて納得できるものではありませんよね。そういう意味では薩英戦争や馬関戦争は悲劇ではあっても必要な過程だったと思います。でも、嫌味な公家衆はむかつく(苦笑)

 家茂が病に倒れた事は大奥にも伝わります。篤姫は和宮に、家茂が江戸に戻れるように帝にお願いして欲しいと告げます。まぁ、これもやっぱり和宮の言い分の方が正しいかなぁ。篤姫への意地があるってことを差し引いても。今回の家茂の上洛はどう考えても篤姫が仕組んだんだし、それが失敗したからといって、家茂の身が心配じゃないのかってな勢いで和宮に迫るのは如何なものかと思ってしまいます。(篤姫に点が辛いのは百も承知。)

 で、病床の家茂の元に誰かを送り込みたいと考えた篤姫は、自分の代わりに(?)勝さんに白羽の矢を立てます。勝と対面した家茂は、異国に負けることで攘夷が無理と悟る事が出来るという勝の考え方を聞き感心します。歴史知ってるから、それが必要な過程だってことはわかるけど、この当時にこれが言えればたいしたものだ。それにつけても天璋院、天璋院。はいはい。(笑)

 そして家茂の帰還。どうやら家茂帰還のその裏には、和宮による朝廷への嘆願があったようです。ところで、家茂と和宮の間に子供が出来ていたら、その扱いはどうしたんでしょうねぇ。難しそう。

 薩摩では、とうとうイギリスとの決戦の火蓋が切って落とされました。ちなみにこの戦争、薩摩の善戦?という理解で宜しいのでしょうか。犠牲も大きかったとは思いますが、この戦争があったからこそ…倒幕が可能になったんですよねぇ…。はぁ。
 ところで、この帯刀さん、正直そろそろどうにかしていただけないでしょうか…。戦を防げなかったと己の無力を嘆くのはいい。焦土となった鹿児島を憂えるのはいい。負けて悔しがるのはいい。でもさ、いい加減、篤姫から離れて欲しいなぁ。家老となったんだから、嘆くなら国の為、民の為嘆いて欲しい。篤姫との約束が守れなかったを前面に押し出すのはどうなのかと。

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2008.10.12

第三十八回 姑の心 嫁の心

OP。そういえば江戸(しかも大奥)がお話の中心の為、幕末の騒動の様子があまり伝わってきませんよね。これはこれでいいかも、と思ってしまいました。

 生麦事件の賠償金、25万両。人一人の命の値段と考えれば確かに高くはないかもしれませんが、当時にそういう価値観があったかどうかは疑問。人の命の値段にはかなりの格差があった時代ですからねぇ。(まぁ、今もそう変らないのかもしれませんけどね。)
 薩摩のことが気がかりな篤姫の元に、帯刀から手紙が届きます。帯刀からの手紙で薩摩が攘夷を実行したわけではないと知りますが、それをこの当時の日本人に理解させるのはまず無理かと思います。私が江戸時代に生きていたら、さすがは薩摩様だと褒め称えていたと思います。

 さて、京。幕末の「大物」が続々と登場してきておりますね。岩倉さんは失脚中。失脚中でもおいしい方だ。しかし、あの猫はいい味だしてたなぁ(笑) 政局の主導権は長州が握っており、朝廷は攘夷一色。ところで、攘夷をといていた長州の方々は誰? 字幕すらでなかった。

 薩摩。お家に戻った帯刀さん。あつあつの夫婦ぷりを見せ付けてくださいました。嵐の前の静けさ、ですか。
 そんなお二人とは対照的に問題山積なのは江戸。攘夷を求めて京から勅使がやってくるようです。家茂は攘夷は不可能と帝になんとかお伝えしたいと考えているようです。しかし、篤姫、自身が京に上るってのは、あまりにも無茶な発言ですよ。このシーン見てたら、篤姫が行くって言い出したから、家茂が自分で上洛するって言ったように受け取れます。何だかなぁ…。「将軍の権威」はどこへやら。

 和宮は家茂の上洛に反対します。京の世情を伝え聞いた和宮が家茂の身を案じてのことでした。上洛を勧める篤姫と、上洛を止めようとする和宮。姑と嫁の心、ですか。

 薩摩では帯刀さんが家老職に。期待していますよ。貴方がいたから、幕末の薩摩は力を出し切ることが出来たのだと。
 そして、龍さん登場。うーん、勝さんの貫録勝ちだなぁ。一方的に圧されまくってましたね。そして、勝さんに弟子入り志願。これを機に龍さん、大きく成長してほしいものです。

 さて、家茂の上洛について海路と陸路で揉めておられるようです。篤姫、ここまで口出しするか…。勝の魂胆を見破ったまでは良かったのですが、にんともかんとも・・・。でも、まぁ、似た者同士、仲良くなってください。

 家茂から今回の上洛が篤姫の差し金だと聞いた和宮。珍しく、感情的におなりのようです。正直、これは嫁と姑というより、和宮と篤姫の性格の違い、のような気もします。でも、篤姫、自分のやっていることが国の為正しいと思っているのなら、恨まれたと悲しむ必要はないかと思います。
 そして、家茂を見送る二人。あのお守りはねぇ、和宮に恨まれても仕方ないかと思います。正直、こういう姑は持ちたくない。まぁ、篤姫らしい、といえば篤姫らしいですけどね。

 

 
 

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第三十七回 友情と決別

OP。朝廷が幕府に改革を示唆する。力関係はともかく、筋としては通っていないこともないかと…。まぁ、前代未聞ではありましょうが。…しかし、二人の友情の行方とかいうレベルではないでしょうよ、最早。

 久光、江戸入り。勅使がやって来たと聞いて、攘夷が進むと京方の皆様はうかれていらっしゃいますが、家茂から攘夷は無理だと聞かされていた和宮は浮かぬ顔。そこへ篤姫がやって参ります。急用って何かと思えば、喧嘩を売りにやってきたようです(笑) 京方の浮世離れした雰囲気と、篤姫の宣戦布告がイマイチ噛みあっていないところが、また素敵でした。

 江戸の薩摩藩邸に入った久光は嬉しそう。ですが、勅使と幕府の話し合いは、紛糾…っていうか、のらりくらりとごまかそうとしているとしか。黒船と対峙した時の幕府のやり方を髣髴とさせるなぁ。非常に日本人っぽい(笑)
 進まない交渉にいらだった久光は、大久保を遣わし幕府方を恫喝。この脅しに屈した形で幕府方は人事に関する勅命を受け入れたのでした。これが井伊さんだったら断固として断っただろうなぁ。恐れ入り奉りますの一点張りで。いや、そしたら、大久保に殺されただけか?

 そして、慶喜が将軍後見職に。勅命を受け入れた事に苛立った篤姫は、久光に真意を正すとして、家定の命日に合わせて久光と会う事にします。家定の命日にかこつけて久光に会うのは、大丈夫なのかなぁ…。やっぱり立場的にまずいような気も致します。
 この対面では個人的に久光に軍配を上げたい。攘夷についてはまさに幕府も同じだし。篤姫は「間違った道」といいましたが、何ていうか、こういう道もあり得るかなぁ、て感じですか。間違ったとは断定できない。薩摩の方には反論もあるかもしれませんが、幕末の薩摩ってまさに「こういう」イメージなんですよね、私にとっては。

 松平春嶽邸で帯刀と勝さんがばったり。…帯刀ってこういう役どころなんですね。後は龍馬さん、桂さん(…は出てくるのか?)あたりに諭さればばっちりですかね? ところで、心で動かすって簡単に仰いますが、まぁ、よほどの人でない限り難しかろうよ。でも、帯刀さんなら出来る、てか? 頑張れ帯刀。

 その頃、大奥では和宮が篤姫の元をご訪問。家茂との会話でもありましたが、このお方、己に課せられた使命を良くわきまえておいでですね。なんとも好ましい。
 このとき和宮に言われた「故郷を捨てる事など出来ない」との台詞に心を動かされた篤姫は帯刀と再会。…いいのかしら、この再会の仕方は?  いや、二人のやり取り自体はすごくいいシーンだと思うのですよ。これで篤姫は本当の意味で薩摩と別れを告げることが出来たんだと思いますし。二人が会う事は必要だったんだろうとは思うんですけど。
 次に会うのは大政奉還かしら。ちなみに友情とは決別しませんよね? ますます、友情を深め合ったって感じ。
 ところで、一つだけ気になる事が。薩摩はやり方はどうあれ、幕政改革に乗り出そうとしています。当の幕府は今、何をやっているのかしらん? 少しはドラマの中でも描いてあげて。

 そして、生麦事件。うわ、あっさり終了。ちなみに、攘夷を否定しながら異国と戦う、って当時としては必要な事だったとは思いますけどね。
 


 

 

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2008.10.05

第三十六回 薩摩か徳川か

OP。徳川か薩摩かでは語呂悪いですもんね。

 大奥ではしばしの平穏を楽しんでおられました。しかし、まぁ、家茂は早く親離れしなさいよ。篤姫も早く子離れ(…て言うのかなぁ)した方がよいですぞ。正直この二人見てると、違和感がぬぐえなくって…。そんな中、薩摩が軍を率いて上洛したとの知らせが届きます。
 幕閣は篤姫が何か知っているのではないかと質問しますが、家茂によって遮られてしまいます。まぁ、今回に限っては冤罪でございますが、前科がありますからね。一橋派擁立の頃、確か密書届いてたはず…。

 西郷さんはまたもや久光を怒らせるようなことを仕出かしております。もう、わざととしか思えません。てか、前回のことがあるから、もう何をやっても久光のお気に召す事はないような気もしますけど。久光の逆鱗に触れた西郷はまたもや島流しに。 西郷が退けられた事を知った有馬さんは自分たちで事を起そうとします。
 一方久光は幕政改革の建白書を引き下げ、朝廷へ乗り込みます。小松さんは久光が示した幕政改革に対して、篤姫のことを省みないと難色を示します。まぁ、でも、大筋は斉彬が描いていた事ですよね。斉彬ならもう少しスマートにやったかもしれませんが。

 久光の示した建白書はすぐさま江戸にも伝わります。てことは当然大奥にも。そして慶喜を将軍後見職にという話が出てくれば当然出てくるこのお方、本寿院様に責められ、京方にもつつかれ、篤姫苦しい立場です。

 京ではとうとう有馬さんたちが暴発寸前。大久保さんは説得を試みますが、聞く耳持ちません。そして、悲劇。己の家臣の同士討ちによって朝廷の信を得たってのは、何とも皮肉なお話ですが、久光はこの騒動を幸いと考えているようです。そういうことは思っていても口に出さないようにね。側で聞いていて、久光への信頼が揺らぎ始めた小松さんでしたが、大久保さんから有馬さんの思いを聞き、必ずや幕政改革を果たすと決意を新たにします。まぁ、素直なのは小松さんのいいところだ。いいところだが、こんなに頼りなく描かれるのはちょっと不憫な感じ…。

 薩摩の軍勢が江戸に来ると聞いて、篤姫の立場はますます微妙なものに。さすがの家茂も皆々様からこの1件に篤姫が関わっているのではないかと洗脳(?)され、篤姫に疑いの目を向けます。
 篤姫は己の心を示すため、薩摩に縁のある品を火に投じます。…壺や切子は割っちゃった方が早いかと。いいシーンではあるんですが、ちょっとパフォーマンスにも見えなくもなかった。どうせやるなら逆に取り乱してくれた方が良かったかなぁ、と。

 

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第三十五回 疑惑の懐剣

OP。大御台所って、結構厄介な立場なんじゃないかと思います。篤姫がそうとは言いませんが、歴史上、女性が権力を持つと碌な事がなかったりしますので。

 なかなか大奥にとけこめないご様子の和宮。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですね。初夜も上手くいかなかったご様子。しかも懐剣を忍ばせて御寝所に入ったとの噂まで立つ始末。これはちょっと家茂に同情するなぁ…。でも、頑なな和宮の心を解かすのは家茂しかいないとおもいます。頑張れ家茂。

 久々のご登場、本寿院。この人が出ると、…話がややこしくなりそうですね(笑) ま、でも、言わせるだけ言わせておくと、スッキリしそうですから、ここは大人になって話を聞いてあげて置いてください。

 薩摩。西郷さんが久光に召し出されておりますが、この西郷さんのお顔。久光が上洛について意見を求めると、無謀とばっさり切捨ててしまいます。喧嘩売ってるとしか思えませんよね。西郷さんにしてみれば主君は斉彬のみと思い定めておられるのかもしれませんが、もちっと言い様ってものがありそうなものです。久光と西郷が上手くいかないから、周りの者が苦労するのよねぇ。
 また、久光は今和泉に自分の子を養子として送り、当主としたい旨を帯刀に伝えます。久光は今和泉が自分のやり方に批判することを恐れておいでのようですが、いや、今和泉の兄ちゃんは、そういうタイプじゃなかったでしょうよ。…自分で恨みの種を蒔いていちゃ世話ないわ。

 さて、大奥では和宮の懐剣騒動がまたまた勃発。篤姫は、和宮と二人きりで話がしたいと、和宮の元へ訪れます。そして、篤姫強硬手段。和宮の懐から出てきたものは鏡でした。篤姫、失礼極まりない。謝れ、まず謝れ。「そうでございましたか」、ではないでしょうよ。京方の皆様ももっと怒ってよいぞ。初めっから疑ってかかっていたから「懐剣」なんて発想が出てきたんだろうし。(私は和宮派ですから。)

 その夜、家茂は人払いをして和宮を迎えます。そして、攘夷は無理であると、和宮に伝えます。おお、和宮初めての長台詞。が、こうもあっさり攘夷を捨て切れるのかは疑問。何といってもあの孝明天皇の妹御であらせられるのですからねぇ。でも、皇女としての務めを心得ている和宮には好感が持てます。(だから和宮ry) そして、家茂と和宮の二人の気持が繋がります。良かった。短い間かもしれませんが、幸せになってくれ~~。

 良い夫婦と言えば薩摩の小松ご夫妻。それにしても帯刀さんはいい人を妻に迎えたもんだ。
 そして、龍さん。あ、顔見せだけね。

 ああ、次回は寺田屋騒動かあ。そういや寺田屋って立て替えられたとかいうニュースを見ましたが真偽は如何?

 

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2008.10.04

第三十四回 公家と武家

OP。攘夷。ほんの一握りの人たちは無理だと分かっていたかも知れませんが、当時、ほとんどの人が本気で攘夷志向だったと思いますよ。閉ざされた空間にいた公家の人たちが攘夷を唱えるのは至極当然だよねぇ。

 さて、和宮の受け入れに明け暮れる大奥。篤姫はその支度を見て満足しますが、そこへ、朝廷からの書付が届きます。嫁いだ後も御所風で、との一言に大奥では微妙な空気が漂いはじめましたよ。
 家茂と語らう篤姫。お国の為に家茂に嫁ぐと決めた和宮が、この江戸で心安らかに暮らせるように出来る限りのことをすると伝える家茂に安堵する篤姫。しかし不安の種はやはり攘夷。まず、無理ですからね。家茂は篤姫に先のことを案ずるより今出来る事から始めましょうと、励まします。まぁ、確かに今出来る事をやるべきでありますが、先のことも少しは憂いましょうね。

 和宮、無事に江戸へと入りました。が、御所風vs武家風ですでに一悶着あったようです。まぁ普通に考えれば、揉めるよね。あまり大事にならないように願いたいものです。

 薩摩。誠忠組が吠えまくっておりますよ。公武合体も気に入らなければ、久光がいつまでも立ち上がらないのにもいらいら。そして、大久保さんの急激な出世にも不満をお持ちです。
 その頃、小松さんと大久保さんは、久光に幕政改革へ乗り出せと進言し、容れられます。そして、念願の西郷さん復帰。…上手くいけばいいですね。久光と西郷。…無理だろうけど。

 そして和宮、江戸城へ。篤姫の心づくしの調度類ですが、もちろんお気に召しませんよねぇ。京よりお越しの皆々様のご不満そうなお顔(笑) 御所方・武家方双方にとってどきどきの家茂&和宮のご対面でしたが、つつがなく終わりました。どうやら、和宮は家茂をおきに召されたよう。
 お次は篤姫と和宮のご対面。篤姫が上座で和宮が下座、だとか。…確か篤姫は本寿院と対面した時上座にいらっしゃいましたよねぇ。ご自分からおりていかれましたが。嫁・姑の立場をとるか、皇女と武家の立場を取るか。揉める揉める、揉めるに決まっているじゃないですか。本人同士より周りがさ。滝山にしてみれば、大奥の秩序を守りたいとの思いもあるでしょうからこの件に関しては一歩も引かないでしょうよ。まぁ、難しいだろうさ。

 公家と武家の対立が深まる中、家茂が直筆の証文を帝に差し出したとの知らせが届き、篤姫は激怒。この辺、難しいよね。まぁ、でも、実権はともかく、立場としては帝の方が明かに上だから。しかし、幕府の実権が朝廷へ移っていくのって、こういうことの積み重ね、ではありますな。一番のきっかけは黒船がきた時、勅許を得ようとしたことだろうけど。

 篤姫、和宮に大演説。篤姫と和宮、同じかなぁ…? 徳川将軍家の為と仰ってますが、正直慶喜を将軍継嗣にするって考えてた頃、本人はどう思ってたかは存じませんが、少なくとも斉彬たちは将軍家の力を削ぐために動いてたんじゃなかったんでしょうかねぇ。国の為に嫁ぐ事を決めた、ってあたりは確かに似てるんですが、今までの篤姫の生き様を見ていると、本質的に違うという気がしてなりません。

 坂下門外の変はあっさり終了。(と思ったら紀行で取り上げられてましたね。)そんな事より(?)薩摩の動きです。誠忠組の中でも不協和音は出始めているようで。有馬さんは、大久保さんの出世がどうしても面白くないようで。人望はどうしても西郷さんにあつまるからなぁ。その西郷さんご帰還。
 時を同じくして、家茂と和宮の婚儀も執り行われました。見事なまでの雛人形。可愛いのう。

 次回はいよいよ龍馬さん登場か?


 

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第三十三回 皇女和宮

OP。和宮がついに登場!私は和宮派です。(ちょっと微妙な気もしますが)

 公武合体。井伊直弼暗殺以来失われた権威を取り戻すため、幕府は和宮降嫁に躍起になっています。篤姫は和宮に許婚がいることを知り、強く反対しますが幕閣だって必死ですからねぇ。
 かくなる上は直接家茂様です。だから、全然早くないって(苦笑) 家茂はどうやらこのまま帝が和宮降嫁を認められず、沙汰止みになるのを待っているようです。にしても、篤姫と家茂はあれだよね。怪しい関係に見えてきちゃいますよね。

 薩摩。いずれ幕府に牙を向く気ではあっても、まだ早いんですよね。有村兄弟の死でまたもや暴発寸前の誠忠組。誠忠組をまとめ上げることの出来る人物として、久光は大久保と会う事に。大久保は直弼暗殺を機に兵を挙げよと進言しますが、久光はまだその時ではないと告げ、決起にはやる同志たちを押さえよと伝えます。

 京。おお、岩倉具視は鶴太郎さんか。ほう、なかなか。しかし、岩倉さんの言上により、和宮の降嫁が決まりました。どうでもよいのですが堀北和宮は斜め45度、もしくは横から見るといいかなぁ、と思いました。悲しかろうが、頑張れ和宮。お国の為でございまする。
 和宮降嫁を帝が承知した事はすぐに江戸にも知らされます。家茂はこの婚儀が朝廷と幕府との掛け橋になれるのではとお考えのようです。もとは政略結婚ですが、この二人にはもっともっと幸せになっていただきたかった。(あ、過去形…)

 大奥では篤姫に薩摩へ帰らぬかとの書状が届きます。心揺れる篤姫。家茂の婚儀を機に薩摩へ帰るのも良いかと思っておられるようですが、滝山から実はこの1件、老中の差し金であったとの知らせが舞い込み、大奥へとどまる決心をします。…やるならもっと上手くやればよかったのにねぇ。しかし、篤姫、見事な姑っぷり。このお方がいる大奥に入るのか、和宮…。大変だぞ。
 篤姫は和宮が大奥へ入る準備を張り切って行っております。武家風、武家風。…確か、幕府は御所風でOKという内約があったはずですよねぇ。和宮ももちろん万事御所風に振舞うつもりですよ。あーあ。先行き不安。
 

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第三十二回 桜田門外の変

OP。でも、誰がどう言おうと日本が開国したのはこの人。薩長…というか、明治新政府は感謝してもいいくらいですよね。誰かがやらねばならなかった憎まれ役を買ってくれたのだから。


 まずは大奥の話題から。幾島がとうとう篤姫の元を離れていくことに。幾島の置き土産は、桜島を描いた掛け軸でした。名残は尽きませぬが、今はそれどころではなさそうですね。安政の大獄の余波はまだまだ広がりそうです。家茂は井伊のやり方に賛同できないご様子ですが、辞職を申し出されると結局何も出来ませんでした。何つっても後ろ盾、だからなぁ。篤姫はやめさせられる事がないことを知りつつ辞意をちらつかせた井伊のやり方を卑怯と怒り、井伊の政策により幕府が信義を失ったことに対し不安を抱きます。それはそうと何かあれば大奥に愚痴りに来る(ようにしか見えない)家茂はちょっと頼りなく見えちゃいますね。個人的には、ここで辞表を受け取ってあげた方が直弼の為にはよかったと思いますけど(笑)

 薩摩では下級藩士たちが打倒井伊を唱え立ち上がります。小松さんは血気にはやる大久保さんたちをを止めようと説得を試みますが、今の時勢に希望を見出せない大久保さんの耳には届きません。というわけで、小松さんは久光に直訴。さてさて、どうなることか。しかし、大久保さんの言った「捨石になっていい」と言う台詞は、幕末って感じがして悲しい。

 一方、井伊は新たな策略、公武合体を打ち出します。滝山から家茂に御台所をという話を聞いた篤姫はまだ早いと切捨てますが、だから、あの家茂では無理があるって(笑) 遅いくらいじゃ。篤姫が家茂を独り占めしたいだけにしか見えません。家茂が御台所のことなんてまだ考えた事もない、っていったときの篤姫の嬉しそうな顔といったら…
 「そんなことより」咸臨丸です。勝さんだ、勝さんだ。がっちりした勝さんだ。しかし、篤姫、表にこう出張っていいのかねぇ、って気が。ちなみに勝さんの土産(?)はジョン万次郎でした。いや、ミシンか?

 そして、薩摩。決起の日に届いた久光の書状。久光の言葉によって突出を思いとどまりました。この時代、「お殿様の言葉」が如何に重かったか、ってことですよねぇ。

 さて、篤姫vs直弼。密室で二人きりですね(笑) あ、いや、違う、違う。直弼は自身の手を「穢れた手」と評しますが、篤姫への嫌味ならともかく、幕政改革の為に必要だったと思っているのならばそこまで卑下することはないと思いますがね。天に恥じる事はない、と言い切るんですから尚更。

 そして運命の日。個人的に銃は嫌いです。刀より人を殺すという意識が薄れそうで。それはともかく、井伊さん、さすがの最期でした。

 次回は柳瀬の大好きな和宮様の登場ですが…。か、和宮…?

 


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