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2008.10.12

第三十七回 友情と決別

OP。朝廷が幕府に改革を示唆する。力関係はともかく、筋としては通っていないこともないかと…。まぁ、前代未聞ではありましょうが。…しかし、二人の友情の行方とかいうレベルではないでしょうよ、最早。

 久光、江戸入り。勅使がやって来たと聞いて、攘夷が進むと京方の皆様はうかれていらっしゃいますが、家茂から攘夷は無理だと聞かされていた和宮は浮かぬ顔。そこへ篤姫がやって参ります。急用って何かと思えば、喧嘩を売りにやってきたようです(笑) 京方の浮世離れした雰囲気と、篤姫の宣戦布告がイマイチ噛みあっていないところが、また素敵でした。

 江戸の薩摩藩邸に入った久光は嬉しそう。ですが、勅使と幕府の話し合いは、紛糾…っていうか、のらりくらりとごまかそうとしているとしか。黒船と対峙した時の幕府のやり方を髣髴とさせるなぁ。非常に日本人っぽい(笑)
 進まない交渉にいらだった久光は、大久保を遣わし幕府方を恫喝。この脅しに屈した形で幕府方は人事に関する勅命を受け入れたのでした。これが井伊さんだったら断固として断っただろうなぁ。恐れ入り奉りますの一点張りで。いや、そしたら、大久保に殺されただけか?

 そして、慶喜が将軍後見職に。勅命を受け入れた事に苛立った篤姫は、久光に真意を正すとして、家定の命日に合わせて久光と会う事にします。家定の命日にかこつけて久光に会うのは、大丈夫なのかなぁ…。やっぱり立場的にまずいような気も致します。
 この対面では個人的に久光に軍配を上げたい。攘夷についてはまさに幕府も同じだし。篤姫は「間違った道」といいましたが、何ていうか、こういう道もあり得るかなぁ、て感じですか。間違ったとは断定できない。薩摩の方には反論もあるかもしれませんが、幕末の薩摩ってまさに「こういう」イメージなんですよね、私にとっては。

 松平春嶽邸で帯刀と勝さんがばったり。…帯刀ってこういう役どころなんですね。後は龍馬さん、桂さん(…は出てくるのか?)あたりに諭さればばっちりですかね? ところで、心で動かすって簡単に仰いますが、まぁ、よほどの人でない限り難しかろうよ。でも、帯刀さんなら出来る、てか? 頑張れ帯刀。

 その頃、大奥では和宮が篤姫の元をご訪問。家茂との会話でもありましたが、このお方、己に課せられた使命を良くわきまえておいでですね。なんとも好ましい。
 このとき和宮に言われた「故郷を捨てる事など出来ない」との台詞に心を動かされた篤姫は帯刀と再会。…いいのかしら、この再会の仕方は?  いや、二人のやり取り自体はすごくいいシーンだと思うのですよ。これで篤姫は本当の意味で薩摩と別れを告げることが出来たんだと思いますし。二人が会う事は必要だったんだろうとは思うんですけど。
 次に会うのは大政奉還かしら。ちなみに友情とは決別しませんよね? ますます、友情を深め合ったって感じ。
 ところで、一つだけ気になる事が。薩摩はやり方はどうあれ、幕政改革に乗り出そうとしています。当の幕府は今、何をやっているのかしらん? 少しはドラマの中でも描いてあげて。

 そして、生麦事件。うわ、あっさり終了。ちなみに、攘夷を否定しながら異国と戦う、って当時としては必要な事だったとは思いますけどね。
 


 

 

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