2008.12.21

総括 「篤姫」

 さて、総括。

 この不景気な時代には相応しい、景気のいい(?)話だったと思います。
 大奥という外界から切り離された世界を描いているので、幕末独特の分かりにくい政治情勢や悲惨な空気がドラマからはあまり感じられなかったのと、篤姫が世界(大奥)の中心にいて周囲からも支持されていたので、見ていて気持の良いくらい主人公の思ったとおりに話が進んでいく、というあたりが気軽に見れたんじゃないかなぁと思います。幕末物なのに、長州や会津をばっさり切捨てたあたりも、「篤姫」を分かりやすくした要因の一つですよね。個人的にはこういう切捨ては、思い切ってて良かったと思いました。
 気軽、わかり易い、この辺が高視聴率に繋がったのではないかと愚考しております。はい。

 
 (注)ここからちょっと批判的?

 …ただ、その分あまり起伏のない大河になってたような気がします。(安心感があるともいえますが。) 篤姫がイマイチ歴史に翻弄された女性には見えなくて、ね。どっちかというと女帝? まぁ、前向きで明るい篤姫の性格が、運命に振り回されるだけではなく立ち向かっていく強い女性に見せたという風にも取れるかもしれませんが、そう感じ取るには篤姫が何でも出来すぎちゃったんですよねぇ。

 もう少しだけ言わせて頂きますと、今回の大河では、予想より篤姫が3割増ほど上方修正、周囲の方々が相対的に下方修正されてたかなぁ、という印象があります。(あくまで個人の印象ですよ。) 何せ主役ですので、結構プラス修正が入るとは思っていましたが、予想以上だったかな、と。

 で、その分かどうか知りませんが、割を食ったのが帯刀さん。今まであまりメジャーではなかった人をクローズアップした功績ってのは勿論評価されるべきですが、個人的には残念な結果だったと…。何故なら、あまり知られてなかった分、すでに脳内補完していたのですよ、小松帯刀という人物を。

 ①薩摩の家老で、②西郷や大久保らを世に送り出し、③惜しまれつつ早世、④そして銅像が凛々しい(笑) という少ない情報から創り上げておりましたので、ドラマの帯刀とはかなりギャップがございまして…。西郷さんや大久保さん、慶喜や龍馬なんて幕末の超有名人は、ほっといてもどこかで活躍されてるんですが、帯刀さんはどっちかっていうと控えめに活躍されてるだけですからねぇ。あんな最初から最後まで篤姫、篤姫言ってて、準主役な割りに目立った活躍シーンがない帯刀は、うーんという感じでした。


 まぁ、好き勝手書かせていただきましたが、全体的には、これだけ世間的にブームを起した大河ってのは近年記憶にないので、大成功という感じでしょうか。


 ついでに来年の大河について。「天地人」、個人的には何故来年やるんだろうと思ってるんですが。去年武田だったんだから、もう少し時間あけてもいいと思うのに。そして、再来年はまた幕末でしょ? もう少し幅広く題材とってもらえると嬉しいのになぁ。

 予告見た限りでは、期待と不安がぐるぐる、って感じですか。テーマの「愛」が変な感じになっちゃわなければ、面白そうかな、と。ところで直江兼続と言えば私はあの兜しか知らなかったんですが、愛染明王の愛だと思ってました。(PHP研究所『甲冑のすべて』) 諸説あるんですね。

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2008.12.14

第五十回 一本の道

OP。…まぁ、徳川家の立場から見れば悲惨な末路ではあるかもしれませんが、徳川家も同じ事、いままでやってきてましたからね。

 さて、明治。大奥組は香水など愛でておりまして、すっかり文明開化を謳歌されているようです。明治元年の12月と言えば、まだまだ北の方では戦は続いていたと記憶しておるのですが…。ま、いいか。徳川宗家がよければそれで。篤姫には直接関係ないし。でも、勝さんはのんきに鮭なんて持ってきている場合ではないのでは?(笑) まぁ、ここで騒いでても仕方はないでしょうけど。

 明治政府の中心となるべき薩摩では、帯刀が久光に版籍奉還を進言されておりました。…ちょっと久光の方に同意してしまいます。今のご時世だから言えるんだと思うのですが、結局は明治って西洋の猿真似ですからね。でも、今こうやってのんきにネットなんか出来ているのも、この方々のおかげなんで。ありがたいとは思っています。久光の「兄上が夢見ていた日本とは…」って台詞はなかなか興味深かったですね。斉彬なら喜んだか、嘆いたか。

 篤姫の元には勝さんしかおいでにならないのかと思いきや、なんと、お母様&お兄様登場。最後ですから大盤振る舞い。大変なご時世を生き抜いてきた方々でございますから、こういうご褒美をご用意しておいてあげても良いかと存じます。

 さて、西郷と大久保の対立が表面に現れてきた頃、帯刀は大阪で病に臥せっておりました。やっぱりこの人が早死にしたのは何とももったいない。そんな帯刀の元へお近さん登場。どうやらお琴さんが帯刀に内緒で薩摩へ文を送っていらっしゃったようです。個人的には、最後は正妻に看取っていただきたいと思うのは、夢見すぎでしょうか。
 帯刀の死の報せは、大久保によって篤姫にもたらされます。お守りを握り締め号泣する篤姫。これは辛いよね…。
 大久保さんは薩摩にも登場。西郷さんと大久保さんの対面の時のあまりにも唐突なBGMにはちょっと噴出してしまいましたが、ここ、感動的なところですよね。帯刀さんの遺志が果たされるっていう…。とにもかくにも帯刀の遺志は果たされたわけではあるんですが。

 何だかとっても最終回っぽい展開です。西郷が新政府を辞して江戸を去り、代わりにと言っては何ですが、和宮が江戸へやって参ります。本当に、余生って感じだなぁ。芝居見物、そして、有名なエピソードをお一つ差し込んでおきます(笑)。最期はナレーションで。
 さぁ、どんどん駆け足で進めていきますよ。家達結婚、その席に滝山&重野、登場。その他、大奥に仕えた女性たちが次々に近況報告に訪れます。みんなみんな幸せになれて良かったですねぇ。というわけで、全員揃ったところで記念撮影。穏やかな日でした。

 そして、そして、西南戦争、大久保暗殺まできっちりいれておきました。まぁ、篤姫がそれだけ生き抜いた、って事でもあるんでしょうけど。しかし、この最終回、他の人はあんまり老け込んでないのに、篤姫だけ妙に老け込んだ気が…。(勝さんが元気良すぎるのか?)
 そして、篤姫の死。穏やかな最期でした。
 ところで、文鳥(?)は外に放すと生きていけなくなると思うので、ちゃんと籠で飼ってあげてた方が良いと思いますよ。それはともかく、めちゃくちゃ駆け足ではありましたが、結構上手くまとまってる最終回だったかなぁ、と思いました。好き嫌い、別れそうではありますが。
 後1回だけ感想書かせていただきます。


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2008.12.07

第四十九回 明治前夜の再会

OP。江戸城明渡し。大奥で働いていた女中たちにとってはまさに寝耳に水の大量リストラだったんだろうなぁ…。でも結構教養レベル高そうだから、再就職は意外と簡単?

 江戸城明渡しが近づき、それぞれに別れを惜しんでおられるようです。なんちゅーか、ここは穏やかなもんですな。同じ時に国内で悲惨な戦いが繰り広げられていたとは信じられないくらい。
 そして明渡し日当日。家定との思い出にふける篤姫、大奥とともに消えると告げる滝山、そして涙ながらに花を活ける本寿院。…にしても、なぜ本寿院が演じるとシリアスなはずのシーンがコミカルになるんだろう(笑) 嫌いじゃなかったよ、この本寿院。非常に人間的だった。それはともかく、本寿院が花を活ける姿を見て、なにやら思いついたご様子の篤姫。皆にも花を活けるようにと命じます。
 いよいよ大奥を去る時、滝山は、大奥を閉じるのが篤姫の運命だったと、自らの運命を知った大奥が篤姫を呼び寄せた、と告げます。これは、大奥とともに人生を歩んできた滝山だからこそいえる台詞だなぁ。
 翌日、土足で大奥に踏み込む薩長軍。そこで目にしたものは、花で飾られた大奥の姿でした。まぁ、一矢報いたみたいな感じ? 大奥の意地ってやつですね。
 
 帯刀は岩倉と大久保に薩摩もいずれ版籍奉還を行うつもりである事を告げます。徳川の禄が多いか少ないかは微妙なところですか。言ってる事は岩倉&大久保の方が正しいですからね。家臣を養っていけないのは確かですが、養っていかせたくないってのも新政府の本音でしょうから。
 篤姫への待遇は、個人的にはまぁ、こんなもんが妥当だと思いますが、当然ながら長年の大奥暮らしに慣れている重野や唐橋には納得できないものがあるようで。すこしでも暮らしの助けになるようにと重野までが篤姫の元を去っていきます。

 いろいろな人との別れを経験してふさぎこんでいた篤姫の元に帯刀が訪れます。…まぁ、もう、好きにするが良いさ。というわけで、恒例の囲碁。そして、告白&撃沈…。何と言うか、帯刀の描き方もう少し他になかったんですかねぇ…。お近&お琴も可哀想だぞ。特にお琴。出す必要あったか? 子供が出来た事が帯刀の成長に一役買ったって感じでもないしさ。

 とういわけで、次回とうとう最終回。あの予告の雰囲気だと、篤姫の最期まで描くか?


 

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2008.11.30

第四十八回 無血開城

OP。無血開城は江戸幕府最後の功績だろうなぁ、やっぱ。何だかんだ言ってよく耐えたと思います。あと「天は○○を滅ぼせと…」は負けた方は必ず思うことだと思います。

 篤姫は勝海舟を召喚。勝の策とは、追い込まれた者だけが取れる窮余の策でした。それやっちゃうと外国につけ入られて大変な事になってたでしょうね。勝は完全な悪役になってただろうなぁ。
 篤姫は西郷の情につけこんで(というと言葉は悪いですが)、何とか武力ではなく平和的解決を図ろうとします。そこで勝に託したのが斉彬からの書。
 勝は西郷と対面し、徳川存続の嘆願書を差し出します。が、西郷の気持は変りません。やはり、旧勢力は完膚なきまでに叩き潰さないとね。交渉は決裂かと思われたとき、勝は切り札を出します。…伏線としては見事だなぁ。これだけで意を翻すかどうかは微妙なところだと思いますけど。もう少し何か決め手が必要な気がします。ここに来てたのが大久保だったら、一蹴したでしょうからね。…まぁ、何はともあれ良かった、良かった。

 そして、江戸城を明渡す事を決意した篤姫の元に家定登場…。――えーと…。ところで、家定が言った「城を枕に討ち死に」は最後まで明治政府に抵抗した旧幕臣への皮肉ですか? 篤姫はともかく、家定には彼等の事を考える義務がありそうですけどね。ま、そういう歴史背景がなければ、いいシーンだったかとも思います。(無理は歩けど。)

 篤姫は大奥の女子を集め、江戸城の明け渡しを告げます。個人的にはこれからの篤姫の働きこそがクローズアップされてしかるべきな気がしますが、どうなんでしょう。大奥のみんなの面倒を見てあげた、ってのはすごい事だと思いますよ。

 ところで、帯刀は最後まで帯刀でした。…ひどい…。
 

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2008.11.23

第四十七回 大奥の使者

OP。前回の復習、ですね。これ見ながらちょっと思ったのがもう少し、大奥と慶喜の関係を丁寧に書いても良かったんじゃないかなぁ、なんて。何つってもこの辺、大きな見せ場の一つですからねぇ。どんだけ丁寧に書いても書きすぎるってことはない気がします。(逆に龍馬のシーン思い切ってカットしても良かったんじゃ…)

 慶喜の助命を綴った嘆願書。どうやって、朝廷に届けるかが一番の問題ですが、皆様素晴らしい自己犠牲精神。何か、時代だなぁ、って。ちなみに、酔っ払い本寿院は慶喜批判に終始されておりますが、批判するなら、家定辺りから必要かと。まぁ、慶喜がとどめを刺したのは間違いないんですが。

 さて、帯刀。何とか京にたどり着いたようです。大久保&岩倉は本当は余計な奴が、とか思ってそうですがね。帯刀はこの期に及んでも戦を止めようとしていますが、ここまで来てしまえばもう無理だろうなぁ。ところで、この時代、家老でも一兵卒にあんな扱いされちゃうんですかね。もうちょっと後なら分からないでもないんですが。某時代劇では久光に対して「時代が違いもんそ」と言ちゃうくらいだもんね。でも、手荒な真似はされてなかった。…ちょっと帯刀の人望が疑われる…。

 そして幾島登場。帯刀に会い、戦を止めて欲しいと訴えに来ますが、残念ながら今の帯刀にその力はなかったのでした。逆に帯刀、幾島にお願い事をしちゃったりしております。
 さて江戸。容保、榎本がご登場。見事なまでのちょい役でした(笑) 名前出す必要、あるのか? もう一人テロップすら出なかった人は、小栗さんでいいのかな? あと主戦派って誰だっけ…。

 嵐を呼ぶ女、幾島が大奥に再登場! ここ、笑うところですか? 感動の再会なのに。でも、この方が登場すると、場が明るくなりますな。いろいろと沈みがちな大奥でしたから、幾島パワー注入で活気を取り戻せ、って感じですか。
 帯刀でも出来なかった(苦笑)、制止を振り切っての西郷との面会を果たした幾島。(天璋院の名前に負けたか? それとも熟女パワーか?) 西郷に篤姫からの手紙を渡します。どちらの陣営にも属さない立場で二人の話を聞いていると、西郷の意見の方に軍配をあげたいな。まさに別の話。政権が変わるときは先の権力者を滅ぼすのは歴史の鉄則ですからねぇ。徳川だって、豊臣を見事なまでに叩き潰してるし。

 そして無血開城へ。一連のクライマックス、だね。


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2008.11.16

第四十六回 慶喜救出

OP。慶喜、悪人の笑みしてるなぁ(苦笑) でも、錦の御旗だけは納得がいかない。…効果的であることは認めるんですけどね。

 大奥。淋しい正月ではありましょうが、落ち着いたものですな。そこで篤姫と和宮で慶喜談義。まあ、哀しい事ではありますが、この時点では大奥に出来る事は何もございませんからねぇ。ひたすら戦が起きないことだけを祈り続けています。
 が、この事態に慶喜は黙って引き下がる事が出来ませんでした。鳥羽・伏見の戦いです。…にしても、えらくあっさり済ませましたね。まぁ、篤姫には直接関わりのないシーンではありますが、それにしてもあんまりかと。
 慶喜江戸ご帰還もあっさり、あっさり。江戸へ逃げ帰った慶喜は勝の元へ訪れますが、勝に「頼るべきは天璋院」と言われ、悔しさを押し殺し篤姫に会う事にしたみたいです。それにしても、この慶喜の描かれ方もあんまりかと(苦笑)

 慶喜が江戸へ逃げ帰ったとの知らせに本寿院は大パニック。慶喜の首を差し出せとまで仰っておられます。まぁ、気持は分かりますがね。和宮も慶喜だけは許す事が出来ないと話す中、篤姫は慶喜と面会いたします。でも、上様なのに下座(笑) 慶喜に対して、篤姫は自分のことを侮っているといってますが、将軍に対して下座に座らせるってのは、将軍家そのものを侮っているとは言えないのだろうかとか思ってしまいます。

 恭順案は篤姫の案でした。そして、和宮とともに嘆願書を朝廷に送ることにします。家族だから。何か、篤姫、飴と鞭。これにほだされちゃうのかな、慶喜。今までのブラック慶喜はどこへ行くんだ? 
 あとは無血開城にむけて勝の出番ですな。
 


 

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2008.11.09

第四十五回 母からの文

OP。…鎌倉とか室町とかだと政権が交代した時あんまり悲壮感、感じないんですよね。徳川だけが何だかめっちゃ悲惨な気がするのは…贔屓?

 慶応3年。大奥といえば、どっちかっていうとないほうが(或いは縮小された方が)幕府の為ではあるんですが(苦笑)、住んでいる人たちにとっては大問題。とりあえず、篤姫中心に何とかまとまりを保っているというところでしょうか。

 薩摩では、帯刀さんがもんもんとされているようです。どうやら、戦を避けたい帯刀と、武力で幕府を滅ぼしたい西郷・大久保とでは道が違ってきていますからね。しかし、岩倉さん、むかつく(苦笑) まぁ、頭が切れるのは確かですが。

 大奥では篤姫が勝さんにご下問中。官位と領地を返上せよという朝廷の命に納得できないようです。まぁ、その疑問は力を持っているものだけが思っていいのであって、この当時の江戸幕府にそれだけの力があったかと言えば、…あったのかもしれないし、なかったのかもしれない。それこそ腐っても鯛、なんですよね。衰えたといってもそこは250年続いた江戸幕府ですからねぇ。

 そんなこんなで戦が避けられないかもしれないと思った帯刀は、今和泉の家に出向き、篤姫に薩摩へ戻るよう促す手紙を書いて欲しいと頼み込みます。ですが、毅然としたお幸さんの言葉に、一旦は引き下がりました。というわけで、次は久光に直訴。…恩義があるかどうかは微妙なところだなぁ。結局は斉彬や幾島の意思を裏切った形になったわけだから。それでも、薩摩の姫が御台所というのは大きな意味を持っていたんでしょうけどね。
 久光からの手紙を頂戴し、お幸は篤姫へ薩摩へ帰るように手紙を書きました。こういう手紙がきたら確かにほだされますが、前回あれだけ大見得切っといて帰るとは言えないでしょう。篤姫の側近くに使えている小の島や重野は篤姫に同情するかもしれませんが、他の大奥に仕える者たちが納得しないと思いますけどね。重野と滝山だけが勝手に盛り上がっておりますが、うーん、そういうものなのかしら。 ところで唐橋はあれでいいの?

 そして京では「錦の御旗」。もう、これがあるから、幕末はむかつくんだってば! そして薩摩藩邸の焼き討ち。後はもう、戦へと一直線だね。次週は慶喜が篤姫に感化されちゃうのかな。このまま真っ黒路線、辿っといて欲しいんですけど。
 ところでだれか帯刀さんをどうにかしてあげてください…。でも、ラストの台詞が「白虎隊」の中川沖田の台詞思い出して、ちょっと切なくなってしまいました。覚えている人、いるかな? ↓こんなの↓

「京で我々の仲間がたくさん死んだ。
仲間たちの死も全部無駄になった。
俺もただの人殺しになった。みんな犬死になった」

…幼心にすごく、切なくなったのさ。

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2008.11.02

第四十四回 龍馬死すとも

OP。…自由は死せず? それはともかく、慶喜の印象操作がすごい、すごい。まぁ、篤姫が嫌っていたのだから仕方ないかしら。

 大奥。それにしても危機感ないなぁ(苦笑) けど、この当時の江戸って意外とこんなもんかもしれません。ごく一部の人間だけが事の重大さを理解していたって感じでしょうね。
 篤姫は亀之助と対面。あれだね、身分のある者って大変だね。あの年で、家を支えなければならないんですから。もちろんそういう教育は受けておられましょうが…

 一方京では着実に討幕の流れへ。徳川の世を終わらせて、どういう世を作る気だったのかが問題。それはともかく、このやり方(「朝敵」ね)はあまりにも酷いですよねぇ。だから、心情的に佐幕派になるのさ。ただ、帯刀の幕府を倒すのはよくない、ってのは理由がイマイチ不鮮明。言ってる事は乱暴ですが、岩倉さんの発言の方が理解できる。徳川家だって豊臣家を滅ぼす時、結構な策を弄していましたからねぇ。帯刀さんのは篤姫のこと以外に何か理由があるのかなぁ、という気になっちゃいます。討幕はともかく倒幕は最低限必要でしょう。

 京に龍馬さんが来ている事を聞いた帯刀さんはいそいそと寺田屋へ。そこで大政奉還の策を聞くことになります。土佐の一発逆転の秘策、ですね。
 慶喜は二条城に諸侯を集め、広く意見を求めます。帯刀は大政奉還について熱弁を振るいます。慶喜、斜に構えている感じですが、帯刀の言葉はちゃんと聞いているみたいですね。そして、大政奉還。
 その知らせは大奥にも届き、本寿院を筆頭に大奥に動揺が走ります。京方の皆様が言ってた、公方様は政権を投げ出し、朝廷に押し付けたってのは、正しい観測だと思います。ただ、それを求めたのは朝廷方なんですけどね。まさか本当に投げ出すとは思わなかっただろうけど。そんな中、庭田が逝去。和宮ってば不幸だなぁ。

 岩倉&西郷・大久保が討幕に向けて決意を新たにした頃、帯刀さんは龍馬さんと未来について語り合っておられました。最後の晩餐、ですねぇ。そして、龍馬暗殺。しっかりしろ、龍馬! 何だか傷は浅そうだぞ!! …冗談はともかく、龍馬暗殺の知らせは薩摩に帰った帯刀の元にも届きます。帯刀号泣。理解者をまた一人失いました。

 再三のお召しに応じた勝は篤姫に、龍馬の存在と、大政奉還の意義を語り始めます。無駄な血を流さないため…。ま、江戸(城)では無駄な血は流れなかったかもしれませんが、その他は結構悲惨な事になってたんじゃ…? 「無駄」ではないってこと?
 勝の話を聞いた篤姫は大奥で大演説。…その自信と根拠を示して頂かないと、はいそうですか、とはいかないのでは? その決意と覚悟は見事ですが。まぁ、でも、下の方で働く人々にとっては上がどっしり構えてくれていれば、安心は出来ますよね。


 

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2008.11.01

第四十三回 嫁の決心

OP。家茂死去。惜しい人物を亡くしたものだ。だから慶喜を将軍にしておけばよかったのに(え?)

 家茂の死去で大奥は悲しみに包まれます。が、幕府は家茂の死を悲しんでばかりではいられません。次の将軍を早急に決めねばなりません。老中の口から慶喜の名があがり、篤姫は激怒します。でも、このご時世亀之助ではさすがに無理でしょう。将軍職に就いたとしても、あまりに不憫。まぁ、逆に何が何だかわからないうちに明治になっちゃいそうではありますが、歴史はどう変わってたかな。
 そして家茂無言の帰還。柩の前で泣き崩れる和宮に更に追い討ちをかけるかのような西陣織。…まぁ、家茂・和宮夫妻を語る上では重要なポイントですからね、このシーン。

 さて薩摩。…帯刀さんって、月代の方が似合う気がします。それはともかく、お琴と別れると行って薩摩を発った帯刀ですが、京についてみれば、なんと我が子が誕生していました。あらあら(笑)

 勝さんも江戸へお戻りになられました。篤姫は家茂の臨終の様子を尋ねます。…穏やか、っていうのかな、ああいうのも。でも遺族に対して無念の内に亡くなった、ってのは聞かせられないとは思いますけどね。
 一方、和宮。髪を下ろさず京に帰るとの噂が大奥でまことしやかにささやかれはじめました。というわけで篤姫は和宮の元へ。髪を下ろさないのは、家茂の死をまだ受け入れられていないためとのご返答でしたが、京へ帰るのかの質問には「今の私には幕府も徳川も大奥もどうでもよい」と訴えるのでした。哀しいね。
 が、本寿院の一言が聞いたのか、和宮は髪を下ろすことに。…あら、この髪型似合いますね。それはともかく、和宮は髪を下ろしたのは心置きなく京に戻れるからと篤姫に伝えます。…自棄になってませんか? 大丈夫?
 そんな中孝明天皇が亡くなったとの知らせが飛び込んで参ります。幕府の存続が、これで決定的にダメになったと思いますが、それにしても和宮、不憫だ。でも、篤姫も辿った道ですね。夫と身内の死のダブルパンチってのは。

 孝明天皇の崩御により、斉彬念願の列候会議開催にこぎつけます。(小松家の家庭の事情は華麗にスルーさせて頂きます。) が、慶喜の上から目線に会議は失敗。慶喜はこの時点でどこまで己の力に信を置いていたのか不明ですが、このドラマの描き方では、慶喜、何様?って感じでした。そして薩摩が倒幕を決意したのが今? 薩長同盟からすでに1年以上経過しているのに?

 大奥では和宮が篤姫の元をご訪問。まぁ、いろいろと語り合って和解したようです。良かったね。基本的にはお育ちと性格の違いってのが大きな原因だったみたいだから。(少なくともドラマでは) 無血開城にはやっぱり二つの血統が必要だったと思いますよ。何だかんだ言っても。

 来週は龍馬さんの死。誰を犯人にするのか、それが一番気になる。

 

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第四十二回 息子の死

OP。まるで薩長が幕府を存続させるつもりがあるような説明のOPでした。薩長同盟が結ばれたこの時期に? 5年前なら可能性はあると思いますが…。 そして、龍馬に危機が、で終了。…そこはさらっと流してもいいんじゃないと思ったんですが、帯刀絡みか。

 というわけで、寺田屋終了。幕府に狙われている龍馬を帯刀は薩摩へ匿う事にします。その話をお琴さんにすると…。あっちでもこっちでも尻に敷かれている感じの帯刀さんでした(笑)

 一方大奥。家茂の無事を祈る和宮とともにお祈りを始める庭田さん。大分譲歩を覚えられましたね。(そこかい) そして家茂が留守で暗くなりがちな大奥で、本寿院暴走(笑) まぁ、考え方としては一理あるかと思いますが、酒を過ごしすぎてはいけませんよ。

 大阪では慶喜が大久保さんを召喚しますが、大久保さんすばらしい(?)とぼけっぷり。薩摩が動かない事に苛立つ慶喜と、慶喜では頼りにならないと思ったのか、勝を大阪に呼び出そうとする家茂。しかし、無理が祟ったのか、病に倒れてしまいます。

 篤姫は、薩摩が長州に味方し幕府に従おうとしない理由を勝に尋ねますが、勝からは時代の流れに逆らえないとの答えが。個人的には、今までの話の進め方からすると、篤姫がそれくらいの事気付いていないのはちょっと不思議な気がします。どんな事でもお見通しだったのに。…灯台下暗し? あと、幕府を守る事と徳川家を守る事は同じではないような気もしますが、なかなかそこまで割り切れないか。「将軍家である徳川家」ってのが当時の普通の感覚ですかね、やっぱり。

 さて、龍馬さんの新婚旅行。久々に我が家に戻った帯刀さんですが、明かに挙動不審。…で、馬鹿正直に妾を持ったことを告白。しかもばればれでした。そしてデバガメ夫妻(笑) 見事に壁に耳あり。 まぁ、時代が緊迫しておりますから、たまにはこういうエピソードを盛り込んでも。
 それから皆様連れ立って霧島へ。龍馬さんと帯刀さんの会話はなかなかに面白かったです。新しい時代、小松さんに引っ張ってもらいたかったなぁ。幕末って優秀な人材どんどん死んじゃってるから…。まさに国の礎。
 一方女同士。お近さんは、確かにそういう引け目もってそうだなぁ。明かに帯刀は篤姫のこと引きずっているし(苦笑) しかし、腹を割って話したおかげでお龍さんと意気投合。確かに世の中の全ては「生きてこそ」。

 そして大奥に家茂病の知らせが。唐橋の勧めで漢方医を遣わすことになりますが、この頃ではもう手遅れだろうなぁ…。
 長州との戦が始まった頃、病床の家茂の元に勝さんご登場。家茂は和宮への土産にと求めた西陣織を披露したりなんかしちゃったりしていますが、こういうのを見ると(感傷的にはなりますが)、そりゃ幕府は長州に勝てないよなぁ、という気がします。戦に対する意気込みが違う。
 そして家茂死去。あと10年、早く生まれていれば、ここまでかわいそうな生涯ではなかったような気がします。

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2008.10.23

第四十一回 薩長同盟

OP。ああ、前に公卿を口説いていたのは桂さんだったのね。もう一人は?

 家茂出陣。真ん中に写った人は早死にするという迷信がございますが…。それはともかく、出陣を前にした家茂に対する篤姫と和宮、またまた対照的に描かれていますね。個人的には家茂と篤姫の会話は優等生過ぎてイマイチしっくり来ないんですけど。まだ家茂と和宮の会話の方が心情的に納得できるかな、と。…綾も錦も君ありてこそ、ですよ。何のかんのでいい雰囲気のお二人でしたが、そこへ観行院が倒れたとの知らせが飛び込んできます。精神的に不安定な和宮、今回も家茂を笑って見送った篤姫を目の敵にしてしまいました。うーん、少しは仲良くなったかと思ったんですが。

 さて、薩摩。帯刀と一緒にいるときの久光は意外と名君に見えるので不思議です。まぁ、一言多い気も致しますが。今回の長州討伐に久光が乗り気でないことを知った帯刀は、考えている事があると告げます。それは長州と手を結ぶ事。しかし、今までの経緯が経緯ですから前途は多難のようです。(…でも、ドラマしか見てなかったらそこまで敵対してるようには見えない気も。特に薩摩側。) でも、まぁ、龍馬さんもいらっしゃる事ですし、まずは長崎で長州のために武器集めから。倒幕への道は着実に進んでおります。 

 そんな表の様子は露も知らない大奥。(まぁ、普通はそうなりますね。) 病に倒れた観行院の回復を願い、管絃(?)を催します。が、皆様の願いも虚しく、観行院、息を引き取ってしまいました。あーあ。

 大阪では慶喜が長州征伐の勅許を得ました。…己の首をしめるとも知らず。薩摩は幕府から命を下されても、討伐に参加するつもりはないようです。朝廷警護の妨げになるといって。なんか、とっても、薩摩です。てか、この時代、これくらい上手く立ち回れてたの、薩摩くらいな気がしますね。
 そんなところへ、お琴&お龍登場。お龍さんは、寺田屋の顔みせですかね。お琴さんは、押しかけ女房(笑) しかし、帯刀様、女性に全く頭が上がらないですなぁ。

 年が改まっても、長州征伐に何の動きもないことを案じた篤姫は、勝に家茂を連れ戻せと頼みますが、軍艦奉行の任を解かれた勝には無理な事でした。その代わりと言って、情報を一つ。薩長が帯刀を通じて結びつきを強くしているとの噂を教えてくれました。…この勝さん、なんか狡猾そうで、イマイチ信用できないなぁ。篤姫も、しらばっくれてる事見抜いておられるようですよ。ところで、勝さんはあれだけ篤姫のことを買っておきながら、結局はこういう態度をとられるわけですね。まぁ、篤姫に本当のところは説明できないかもしれませんけど。それこそなに仕出かすか分かったもんじゃない。

 そして薩摩と長州の会談の日。龍馬さんから帯刀への一喝で、何とか無事ことが運んだようです。が、これで薩摩はともかく(表向きは友藩ですからね)、龍馬さんは幕府からみたら立派な敵。というわけで、捕り方に追われる身となってしまいました。ちなみに刀で切られるのと銃で撃たれるの、どっちが生存率は高いんだろう…? 個人的には刀な気がします。もちろん当たりどころにもよりますが。

 次回はとうとう家茂が…
 話は変りますが、亀山社中跡、入れなくなって残念。…何があったんだろう。…マナー?
 

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2008.10.20

第四十回 息子の出陣

OP。長州って、幕末の火薬庫。何だかんだ言ってもあの勢いはやっぱりすごいと思います。

 今回は家茂と和宮の2ショットから。穏やかな日々…まさに嵐の前の静けさですね。元治っていえば、もう京は大変な感じですもの。ところで8月18日の政変って一言でも触れられてましたっけ? 記憶にない…。

 さて、薩摩勢。西郷さんのご帰還で大盛り上がり。その宴の席で、帯刀さんってばお琴さんに一目惚れ…ですかねぇ…? 京で国事に奔走しているのかと思えば、そっちか。まぁ、この当時のことなんですから、甲斐性さえあれば妾を何人持とうが全くのご自由なんですが、この帯刀さんに妾は似合わない(苦笑)

 そして蛤御門の変。長州の何がすごいかって、どういう理由があろうとも、御所に向かって発砲したって事実ですよねぇ。このご時世、なかなかここまでは暴走できない。この辺の事実を思うと、「朝敵」という言葉は勝った方の言葉なんだなぁ、ってしみじみ思ってしまいます。

 大奥では篤姫の元におたあさん登場。BGMからして何かの宣戦布告しにきたのかと思いきや、本当にご挨拶のみのようでした。どっちかというと、口火を切ったのは滝山。世継の為に側室を設けてはどうかと二人に提案します。ですが、篤姫は家茂と和宮の気持を推し量り反対します。これで観行院を味方につけましたね。
 そんな折、和宮が体調不良を訴えます。これは懐妊の兆しか、と大奥はお喜びに包まれますが、御医師には見せておられますか…? あまりにも思い込み…。

 京では戦勝祝賀会(?)が催されておりましたが、西郷さんが気を利かせて、帯刀とお琴を二人きりにして差上げます。で、何をするかと言えば、囲碁。…と行きたいところでしたが、さすがのお琴さんも囲碁のたしなみはなかったようです。が、まぁ、いい雰囲気ではありますね。

 一方海軍操練所では長州に味方したものがいるとの事で閉鎖の危機に。そこで、勝さんが思い出したのは帯刀さん。斉彬の遺志を継ぐものとして、龍馬さんを帯刀の元に遣わします。運命的な出会いの割には、あっさりと終了(笑) ま、龍馬さんは確かに風のような人だ。

 大奥では篤姫が和宮にでんでん太鼓をプレゼント。これで、篤姫と和宮の溝は埋まるのかなぁ? …が、幸せは長くは続きませんでした。懐妊が間違いだったと判明したのです。篤姫は和宮の元で号泣。…ちょいとびっくり致しましたが、和宮が感情表現に乏しい分だけ帳尻が合うのかな。

 慶応元年。幕府を瓦解へと導く長州との戦が始まります。慶応って名前がよくないよね。文字通りKOされたわけだし。…ダジャレはともかく、大奥では三人揃って記念撮影。(顔はもっと白塗りにしなくてもいい?) 最後の思い出作りってわけですか。篤姫と和宮は完全に和解したみたいですね。
 しかし家茂、本気で言っているとしたら見通しが甘い。将軍が行けば長州がすぐ降参するってのは、あまりにも時勢が見えていないですよね。篤姫と和宮を安心させるために吐いた嘘だとしたら、お互い嘘だと分かっていても信じていたい哀しい嘘、になるんですけどそういう風には見えなかったなぁ…?

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2008.10.18

第三十九回 薩摩燃ゆ

OP。攘夷。まぁ、今見れば確かに野蛮な行為かも知れませんが、やっぱり必要な事だったのではないかなぁ、とね。

 家茂の無事を祈る大奥の面々。そんな折、家茂が京に無事に着いたという知らせが届きます。京方はいよいよ攘夷実行かと浮き足立ちますが、「昔に戻るなど無理な事」と和宮は浮かぬ顔。今、大奥で一番事態状況が見えているのは和宮みたいですね。家茂の攘夷は無理の台詞だけでこうまで思えるってのはすごいことだ。

 京に着いた家茂は攘夷の困難さを帝に申し上げるとやる気満々ですが、先に着いた慶喜から、衝撃の事実を伝えられます。なんとすでに幕府は攘夷を行うと約束をしてしまっていたのでした。しかし、まぁ、慶喜の腹黒い事、腹黒い事(笑) 素晴らしい。
 結局家茂は、攘夷決行の約束を覆せることなく病に倒れてしまうのでした。これはやっぱり篤姫と家茂の考えが甘かったとしか言えないなぁ。攘夷なんてものは結局は精神論ですから、説明されて納得できるものではありませんよね。そういう意味では薩英戦争や馬関戦争は悲劇ではあっても必要な過程だったと思います。でも、嫌味な公家衆はむかつく(苦笑)

 家茂が病に倒れた事は大奥にも伝わります。篤姫は和宮に、家茂が江戸に戻れるように帝にお願いして欲しいと告げます。まぁ、これもやっぱり和宮の言い分の方が正しいかなぁ。篤姫への意地があるってことを差し引いても。今回の家茂の上洛はどう考えても篤姫が仕組んだんだし、それが失敗したからといって、家茂の身が心配じゃないのかってな勢いで和宮に迫るのは如何なものかと思ってしまいます。(篤姫に点が辛いのは百も承知。)

 で、病床の家茂の元に誰かを送り込みたいと考えた篤姫は、自分の代わりに(?)勝さんに白羽の矢を立てます。勝と対面した家茂は、異国に負けることで攘夷が無理と悟る事が出来るという勝の考え方を聞き感心します。歴史知ってるから、それが必要な過程だってことはわかるけど、この当時にこれが言えればたいしたものだ。それにつけても天璋院、天璋院。はいはい。(笑)

 そして家茂の帰還。どうやら家茂帰還のその裏には、和宮による朝廷への嘆願があったようです。ところで、家茂と和宮の間に子供が出来ていたら、その扱いはどうしたんでしょうねぇ。難しそう。

 薩摩では、とうとうイギリスとの決戦の火蓋が切って落とされました。ちなみにこの戦争、薩摩の善戦?という理解で宜しいのでしょうか。犠牲も大きかったとは思いますが、この戦争があったからこそ…倒幕が可能になったんですよねぇ…。はぁ。
 ところで、この帯刀さん、正直そろそろどうにかしていただけないでしょうか…。戦を防げなかったと己の無力を嘆くのはいい。焦土となった鹿児島を憂えるのはいい。負けて悔しがるのはいい。でもさ、いい加減、篤姫から離れて欲しいなぁ。家老となったんだから、嘆くなら国の為、民の為嘆いて欲しい。篤姫との約束が守れなかったを前面に押し出すのはどうなのかと。

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2008.10.12

第三十八回 姑の心 嫁の心

OP。そういえば江戸(しかも大奥)がお話の中心の為、幕末の騒動の様子があまり伝わってきませんよね。これはこれでいいかも、と思ってしまいました。

 生麦事件の賠償金、25万両。人一人の命の値段と考えれば確かに高くはないかもしれませんが、当時にそういう価値観があったかどうかは疑問。人の命の値段にはかなりの格差があった時代ですからねぇ。(まぁ、今もそう変らないのかもしれませんけどね。)
 薩摩のことが気がかりな篤姫の元に、帯刀から手紙が届きます。帯刀からの手紙で薩摩が攘夷を実行したわけではないと知りますが、それをこの当時の日本人に理解させるのはまず無理かと思います。私が江戸時代に生きていたら、さすがは薩摩様だと褒め称えていたと思います。

 さて、京。幕末の「大物」が続々と登場してきておりますね。岩倉さんは失脚中。失脚中でもおいしい方だ。しかし、あの猫はいい味だしてたなぁ(笑) 政局の主導権は長州が握っており、朝廷は攘夷一色。ところで、攘夷をといていた長州の方々は誰? 字幕すらでなかった。

 薩摩。お家に戻った帯刀さん。あつあつの夫婦ぷりを見せ付けてくださいました。嵐の前の静けさ、ですか。
 そんなお二人とは対照的に問題山積なのは江戸。攘夷を求めて京から勅使がやってくるようです。家茂は攘夷は不可能と帝になんとかお伝えしたいと考えているようです。しかし、篤姫、自身が京に上るってのは、あまりにも無茶な発言ですよ。このシーン見てたら、篤姫が行くって言い出したから、家茂が自分で上洛するって言ったように受け取れます。何だかなぁ…。「将軍の権威」はどこへやら。

 和宮は家茂の上洛に反対します。京の世情を伝え聞いた和宮が家茂の身を案じてのことでした。上洛を勧める篤姫と、上洛を止めようとする和宮。姑と嫁の心、ですか。

 薩摩では帯刀さんが家老職に。期待していますよ。貴方がいたから、幕末の薩摩は力を出し切ることが出来たのだと。
 そして、龍さん登場。うーん、勝さんの貫録勝ちだなぁ。一方的に圧されまくってましたね。そして、勝さんに弟子入り志願。これを機に龍さん、大きく成長してほしいものです。

 さて、家茂の上洛について海路と陸路で揉めておられるようです。篤姫、ここまで口出しするか…。勝の魂胆を見破ったまでは良かったのですが、にんともかんとも・・・。でも、まぁ、似た者同士、仲良くなってください。

 家茂から今回の上洛が篤姫の差し金だと聞いた和宮。珍しく、感情的におなりのようです。正直、これは嫁と姑というより、和宮と篤姫の性格の違い、のような気もします。でも、篤姫、自分のやっていることが国の為正しいと思っているのなら、恨まれたと悲しむ必要はないかと思います。
 そして、家茂を見送る二人。あのお守りはねぇ、和宮に恨まれても仕方ないかと思います。正直、こういう姑は持ちたくない。まぁ、篤姫らしい、といえば篤姫らしいですけどね。

 

 
 

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第三十七回 友情と決別

OP。朝廷が幕府に改革を示唆する。力関係はともかく、筋としては通っていないこともないかと…。まぁ、前代未聞ではありましょうが。…しかし、二人の友情の行方とかいうレベルではないでしょうよ、最早。

 久光、江戸入り。勅使がやって来たと聞いて、攘夷が進むと京方の皆様はうかれていらっしゃいますが、家茂から攘夷は無理だと聞かされていた和宮は浮かぬ顔。そこへ篤姫がやって参ります。急用って何かと思えば、喧嘩を売りにやってきたようです(笑) 京方の浮世離れした雰囲気と、篤姫の宣戦布告がイマイチ噛みあっていないところが、また素敵でした。

 江戸の薩摩藩邸に入った久光は嬉しそう。ですが、勅使と幕府の話し合いは、紛糾…っていうか、のらりくらりとごまかそうとしているとしか。黒船と対峙した時の幕府のやり方を髣髴とさせるなぁ。非常に日本人っぽい(笑)
 進まない交渉にいらだった久光は、大久保を遣わし幕府方を恫喝。この脅しに屈した形で幕府方は人事に関する勅命を受け入れたのでした。これが井伊さんだったら断固として断っただろうなぁ。恐れ入り奉りますの一点張りで。いや、そしたら、大久保に殺されただけか?

 そして、慶喜が将軍後見職に。勅命を受け入れた事に苛立った篤姫は、久光に真意を正すとして、家定の命日に合わせて久光と会う事にします。家定の命日にかこつけて久光に会うのは、大丈夫なのかなぁ…。やっぱり立場的にまずいような気も致します。
 この対面では個人的に久光に軍配を上げたい。攘夷についてはまさに幕府も同じだし。篤姫は「間違った道」といいましたが、何ていうか、こういう道もあり得るかなぁ、て感じですか。間違ったとは断定できない。薩摩の方には反論もあるかもしれませんが、幕末の薩摩ってまさに「こういう」イメージなんですよね、私にとっては。

 松平春嶽邸で帯刀と勝さんがばったり。…帯刀ってこういう役どころなんですね。後は龍馬さん、桂さん(…は出てくるのか?)あたりに諭さればばっちりですかね? ところで、心で動かすって簡単に仰いますが、まぁ、よほどの人でない限り難しかろうよ。でも、帯刀さんなら出来る、てか? 頑張れ帯刀。

 その頃、大奥では和宮が篤姫の元をご訪問。家茂との会話でもありましたが、このお方、己に課せられた使命を良くわきまえておいでですね。なんとも好ましい。
 このとき和宮に言われた「故郷を捨てる事など出来ない」との台詞に心を動かされた篤姫は帯刀と再会。…いいのかしら、この再会の仕方は?  いや、二人のやり取り自体はすごくいいシーンだと思うのですよ。これで篤姫は本当の意味で薩摩と別れを告げることが出来たんだと思いますし。二人が会う事は必要だったんだろうとは思うんですけど。
 次に会うのは大政奉還かしら。ちなみに友情とは決別しませんよね? ますます、友情を深め合ったって感じ。
 ところで、一つだけ気になる事が。薩摩はやり方はどうあれ、幕政改革に乗り出そうとしています。当の幕府は今、何をやっているのかしらん? 少しはドラマの中でも描いてあげて。

 そして、生麦事件。うわ、あっさり終了。ちなみに、攘夷を否定しながら異国と戦う、って当時としては必要な事だったとは思いますけどね。
 


 

 

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2008.10.05

第三十六回 薩摩か徳川か

OP。徳川か薩摩かでは語呂悪いですもんね。

 大奥ではしばしの平穏を楽しんでおられました。しかし、まぁ、家茂は早く親離れしなさいよ。篤姫も早く子離れ(…て言うのかなぁ)した方がよいですぞ。正直この二人見てると、違和感がぬぐえなくって…。そんな中、薩摩が軍を率いて上洛したとの知らせが届きます。
 幕閣は篤姫が何か知っているのではないかと質問しますが、家茂によって遮られてしまいます。まぁ、今回に限っては冤罪でございますが、前科がありますからね。一橋派擁立の頃、確か密書届いてたはず…。

 西郷さんはまたもや久光を怒らせるようなことを仕出かしております。もう、わざととしか思えません。てか、前回のことがあるから、もう何をやっても久光のお気に召す事はないような気もしますけど。久光の逆鱗に触れた西郷はまたもや島流しに。 西郷が退けられた事を知った有馬さんは自分たちで事を起そうとします。
 一方久光は幕政改革の建白書を引き下げ、朝廷へ乗り込みます。小松さんは久光が示した幕政改革に対して、篤姫のことを省みないと難色を示します。まぁ、でも、大筋は斉彬が描いていた事ですよね。斉彬ならもう少しスマートにやったかもしれませんが。

 久光の示した建白書はすぐさま江戸にも伝わります。てことは当然大奥にも。そして慶喜を将軍後見職にという話が出てくれば当然出てくるこのお方、本寿院様に責められ、京方にもつつかれ、篤姫苦しい立場です。

 京ではとうとう有馬さんたちが暴発寸前。大久保さんは説得を試みますが、聞く耳持ちません。そして、悲劇。己の家臣の同士討ちによって朝廷の信を得たってのは、何とも皮肉なお話ですが、久光はこの騒動を幸いと考えているようです。そういうことは思っていても口に出さないようにね。側で聞いていて、久光への信頼が揺らぎ始めた小松さんでしたが、大久保さんから有馬さんの思いを聞き、必ずや幕政改革を果たすと決意を新たにします。まぁ、素直なのは小松さんのいいところだ。いいところだが、こんなに頼りなく描かれるのはちょっと不憫な感じ…。

 薩摩の軍勢が江戸に来ると聞いて、篤姫の立場はますます微妙なものに。さすがの家茂も皆々様からこの1件に篤姫が関わっているのではないかと洗脳(?)され、篤姫に疑いの目を向けます。
 篤姫は己の心を示すため、薩摩に縁のある品を火に投じます。…壺や切子は割っちゃった方が早いかと。いいシーンではあるんですが、ちょっとパフォーマンスにも見えなくもなかった。どうせやるなら逆に取り乱してくれた方が良かったかなぁ、と。

 

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第三十五回 疑惑の懐剣

OP。大御台所って、結構厄介な立場なんじゃないかと思います。篤姫がそうとは言いませんが、歴史上、女性が権力を持つと碌な事がなかったりしますので。

 なかなか大奥にとけこめないご様子の和宮。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですね。初夜も上手くいかなかったご様子。しかも懐剣を忍ばせて御寝所に入ったとの噂まで立つ始末。これはちょっと家茂に同情するなぁ…。でも、頑なな和宮の心を解かすのは家茂しかいないとおもいます。頑張れ家茂。

 久々のご登場、本寿院。この人が出ると、…話がややこしくなりそうですね(笑) ま、でも、言わせるだけ言わせておくと、スッキリしそうですから、ここは大人になって話を聞いてあげて置いてください。

 薩摩。西郷さんが久光に召し出されておりますが、この西郷さんのお顔。久光が上洛について意見を求めると、無謀とばっさり切捨ててしまいます。喧嘩売ってるとしか思えませんよね。西郷さんにしてみれば主君は斉彬のみと思い定めておられるのかもしれませんが、もちっと言い様ってものがありそうなものです。久光と西郷が上手くいかないから、周りの者が苦労するのよねぇ。
 また、久光は今和泉に自分の子を養子として送り、当主としたい旨を帯刀に伝えます。久光は今和泉が自分のやり方に批判することを恐れておいでのようですが、いや、今和泉の兄ちゃんは、そういうタイプじゃなかったでしょうよ。…自分で恨みの種を蒔いていちゃ世話ないわ。

 さて、大奥では和宮の懐剣騒動がまたまた勃発。篤姫は、和宮と二人きりで話がしたいと、和宮の元へ訪れます。そして、篤姫強硬手段。和宮の懐から出てきたものは鏡でした。篤姫、失礼極まりない。謝れ、まず謝れ。「そうでございましたか」、ではないでしょうよ。京方の皆様ももっと怒ってよいぞ。初めっから疑ってかかっていたから「懐剣」なんて発想が出てきたんだろうし。(私は和宮派ですから。)

 その夜、家茂は人払いをして和宮を迎えます。そして、攘夷は無理であると、和宮に伝えます。おお、和宮初めての長台詞。が、こうもあっさり攘夷を捨て切れるのかは疑問。何といってもあの孝明天皇の妹御であらせられるのですからねぇ。でも、皇女としての務めを心得ている和宮には好感が持てます。(だから和宮ry) そして、家茂と和宮の二人の気持が繋がります。良かった。短い間かもしれませんが、幸せになってくれ~~。

 良い夫婦と言えば薩摩の小松ご夫妻。それにしても帯刀さんはいい人を妻に迎えたもんだ。
 そして、龍さん。あ、顔見せだけね。

 ああ、次回は寺田屋騒動かあ。そういや寺田屋って立て替えられたとかいうニュースを見ましたが真偽は如何?

 

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2008.10.04

第三十四回 公家と武家

OP。攘夷。ほんの一握りの人たちは無理だと分かっていたかも知れませんが、当時、ほとんどの人が本気で攘夷志向だったと思いますよ。閉ざされた空間にいた公家の人たちが攘夷を唱えるのは至極当然だよねぇ。

 さて、和宮の受け入れに明け暮れる大奥。篤姫はその支度を見て満足しますが、そこへ、朝廷からの書付が届きます。嫁いだ後も御所風で、との一言に大奥では微妙な空気が漂いはじめましたよ。
 家茂と語らう篤姫。お国の為に家茂に嫁ぐと決めた和宮が、この江戸で心安らかに暮らせるように出来る限りのことをすると伝える家茂に安堵する篤姫。しかし不安の種はやはり攘夷。まず、無理ですからね。家茂は篤姫に先のことを案ずるより今出来る事から始めましょうと、励まします。まぁ、確かに今出来る事をやるべきでありますが、先のことも少しは憂いましょうね。

 和宮、無事に江戸へと入りました。が、御所風vs武家風ですでに一悶着あったようです。まぁ普通に考えれば、揉めるよね。あまり大事にならないように願いたいものです。

 薩摩。誠忠組が吠えまくっておりますよ。公武合体も気に入らなければ、久光がいつまでも立ち上がらないのにもいらいら。そして、大久保さんの急激な出世にも不満をお持ちです。
 その頃、小松さんと大久保さんは、久光に幕政改革へ乗り出せと進言し、容れられます。そして、念願の西郷さん復帰。…上手くいけばいいですね。久光と西郷。…無理だろうけど。

 そして和宮、江戸城へ。篤姫の心づくしの調度類ですが、もちろんお気に召しませんよねぇ。京よりお越しの皆々様のご不満そうなお顔(笑) 御所方・武家方双方にとってどきどきの家茂&和宮のご対面でしたが、つつがなく終わりました。どうやら、和宮は家茂をおきに召されたよう。
 お次は篤姫と和宮のご対面。篤姫が上座で和宮が下座、だとか。…確か篤姫は本寿院と対面した時上座にいらっしゃいましたよねぇ。ご自分からおりていかれましたが。嫁・姑の立場をとるか、皇女と武家の立場を取るか。揉める揉める、揉めるに決まっているじゃないですか。本人同士より周りがさ。滝山にしてみれば、大奥の秩序を守りたいとの思いもあるでしょうからこの件に関しては一歩も引かないでしょうよ。まぁ、難しいだろうさ。

 公家と武家の対立が深まる中、家茂が直筆の証文を帝に差し出したとの知らせが届き、篤姫は激怒。この辺、難しいよね。まぁ、でも、実権はともかく、立場としては帝の方が明かに上だから。しかし、幕府の実権が朝廷へ移っていくのって、こういうことの積み重ね、ではありますな。一番のきっかけは黒船がきた時、勅許を得ようとしたことだろうけど。

 篤姫、和宮に大演説。篤姫と和宮、同じかなぁ…? 徳川将軍家の為と仰ってますが、正直慶喜を将軍継嗣にするって考えてた頃、本人はどう思ってたかは存じませんが、少なくとも斉彬たちは将軍家の力を削ぐために動いてたんじゃなかったんでしょうかねぇ。国の為に嫁ぐ事を決めた、ってあたりは確かに似てるんですが、今までの篤姫の生き様を見ていると、本質的に違うという気がしてなりません。

 坂下門外の変はあっさり終了。(と思ったら紀行で取り上げられてましたね。)そんな事より(?)薩摩の動きです。誠忠組の中でも不協和音は出始めているようで。有馬さんは、大久保さんの出世がどうしても面白くないようで。人望はどうしても西郷さんにあつまるからなぁ。その西郷さんご帰還。
 時を同じくして、家茂と和宮の婚儀も執り行われました。見事なまでの雛人形。可愛いのう。

 次回はいよいよ龍馬さん登場か?


 

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第三十三回 皇女和宮

OP。和宮がついに登場!私は和宮派です。(ちょっと微妙な気もしますが)

 公武合体。井伊直弼暗殺以来失われた権威を取り戻すため、幕府は和宮降嫁に躍起になっています。篤姫は和宮に許婚がいることを知り、強く反対しますが幕閣だって必死ですからねぇ。
 かくなる上は直接家茂様です。だから、全然早くないって(苦笑) 家茂はどうやらこのまま帝が和宮降嫁を認められず、沙汰止みになるのを待っているようです。にしても、篤姫と家茂はあれだよね。怪しい関係に見えてきちゃいますよね。

 薩摩。いずれ幕府に牙を向く気ではあっても、まだ早いんですよね。有村兄弟の死でまたもや暴発寸前の誠忠組。誠忠組をまとめ上げることの出来る人物として、久光は大久保と会う事に。大久保は直弼暗殺を機に兵を挙げよと進言しますが、久光はまだその時ではないと告げ、決起にはやる同志たちを押さえよと伝えます。

 京。おお、岩倉具視は鶴太郎さんか。ほう、なかなか。しかし、岩倉さんの言上により、和宮の降嫁が決まりました。どうでもよいのですが堀北和宮は斜め45度、もしくは横から見るといいかなぁ、と思いました。悲しかろうが、頑張れ和宮。お国の為でございまする。
 和宮降嫁を帝が承知した事はすぐに江戸にも知らされます。家茂はこの婚儀が朝廷と幕府との掛け橋になれるのではとお考えのようです。もとは政略結婚ですが、この二人にはもっともっと幸せになっていただきたかった。(あ、過去形…)

 大奥では篤姫に薩摩へ帰らぬかとの書状が届きます。心揺れる篤姫。家茂の婚儀を機に薩摩へ帰るのも良いかと思っておられるようですが、滝山から実はこの1件、老中の差し金であったとの知らせが舞い込み、大奥へとどまる決心をします。…やるならもっと上手くやればよかったのにねぇ。しかし、篤姫、見事な姑っぷり。このお方がいる大奥に入るのか、和宮…。大変だぞ。
 篤姫は和宮が大奥へ入る準備を張り切って行っております。武家風、武家風。…確か、幕府は御所風でOKという内約があったはずですよねぇ。和宮ももちろん万事御所風に振舞うつもりですよ。あーあ。先行き不安。
 

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第三十二回 桜田門外の変

OP。でも、誰がどう言おうと日本が開国したのはこの人。薩長…というか、明治新政府は感謝してもいいくらいですよね。誰かがやらねばならなかった憎まれ役を買ってくれたのだから。


 まずは大奥の話題から。幾島がとうとう篤姫の元を離れていくことに。幾島の置き土産は、桜島を描いた掛け軸でした。名残は尽きませぬが、今はそれどころではなさそうですね。安政の大獄の余波はまだまだ広がりそうです。家茂は井伊のやり方に賛同できないご様子ですが、辞職を申し出されると結局何も出来ませんでした。何つっても後ろ盾、だからなぁ。篤姫はやめさせられる事がないことを知りつつ辞意をちらつかせた井伊のやり方を卑怯と怒り、井伊の政策により幕府が信義を失ったことに対し不安を抱きます。それはそうと何かあれば大奥に愚痴りに来る(ようにしか見えない)家茂はちょっと頼りなく見えちゃいますね。個人的には、ここで辞表を受け取ってあげた方が直弼の為にはよかったと思いますけど(笑)

 薩摩では下級藩士たちが打倒井伊を唱え立ち上がります。小松さんは血気にはやる大久保さんたちをを止めようと説得を試みますが、今の時勢に希望を見出せない大久保さんの耳には届きません。というわけで、小松さんは久光に直訴。さてさて、どうなることか。しかし、大久保さんの言った「捨石になっていい」と言う台詞は、幕末って感じがして悲しい。

 一方、井伊は新たな策略、公武合体を打ち出します。滝山から家茂に御台所をという話を聞いた篤姫はまだ早いと切捨てますが、だから、あの家茂では無理があるって(笑) 遅いくらいじゃ。篤姫が家茂を独り占めしたいだけにしか見えません。家茂が御台所のことなんてまだ考えた事もない、っていったときの篤姫の嬉しそうな顔といったら…
 「そんなことより」咸臨丸です。勝さんだ、勝さんだ。がっちりした勝さんだ。しかし、篤姫、表にこう出張っていいのかねぇ、って気が。ちなみに勝さんの土産(?)はジョン万次郎でした。いや、ミシンか?

 そして、薩摩。決起の日に届いた久光の書状。久光の言葉によって突出を思いとどまりました。この時代、「お殿様の言葉」が如何に重かったか、ってことですよねぇ。

 さて、篤姫vs直弼。密室で二人きりですね(笑) あ、いや、違う、違う。直弼は自身の手を「穢れた手」と評しますが、篤姫への嫌味ならともかく、幕政改革の為に必要だったと思っているのならばそこまで卑下することはないと思いますがね。天に恥じる事はない、と言い切るんですから尚更。

 そして運命の日。個人的に銃は嫌いです。刀より人を殺すという意識が薄れそうで。それはともかく、井伊さん、さすがの最期でした。

 次回は柳瀬の大好きな和宮様の登場ですが…。か、和宮…?

 


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2008.09.30

第三十一回 さらば幾島

OP。安政の大獄。バックのあの高笑いはよろしくないと思います。大獄については他に方法がなかったのだろうかとは思いますが、井伊直弼のとった政策自体はもう少し評価されてもよいのではないかと…

 篤姫は己には不要になった内掛けを大盤振る舞い。婚礼の日の内掛けに目をとめたなかなかのつわものがおりましたが、幾島に一喝されてしまいました。…すべて下げ渡す、って言ったのだから怒られてはワリにあわないよねぇ。じゃあ、どっかにちゃんとしまっとけよ、って話で。
 そんな所に家茂登場。この家茂を見るにつれて、後見人いらんよなぁ、と思います。だって、見た目が立派な青年だもの。大奥に来て井伊の愚痴こぼす暇があったら…って思います。ちゃんと子役使えば違和感ないのになぁ、とも思うんですが、まぁ、いろいろ考えて無理だったからこの配役なんでしょうけどさ。

 さて、薩摩。小松さんは久光を斉彬の遺志を継ぐものとして期待をかけています。そして大久保さんを推挙。ようやく大久保さんも日の当たる場所へ出てこれるか?

 一方、井伊の手は京の近衛家にまで及びました。密勅の仲立ちをした疑い…って、疑いじゃなくて事実な気もしますが(笑) 篤姫は村岡を救おうと直弼に会おうとしますが、政務多忙として断られてしまいます。幾島は篤姫に、家茂を動かして村岡を救って欲しいと進言しますが、滝山に井伊の思う壺であると諌められてしまいます。明かに冷静さを欠いている幾島より正しい意見ですよね。

 篤姫と幾島は村岡を救うためになにやら手立てを思いついたご様子。それは、冒頭でお披露目していた婚礼の時の打ち掛けを村岡に贈る事でした。そして詮議の日。ま、ちょっと演出過剰ではありますが(雷ね)、村岡の威厳が勝った、ってところでしたね。

 大奥では家茂が篤姫の元へ訪れて、今後は隠し事一切なし、だとか、かんとか。いや、もう、なんかね。だんだん重度のマザコ…いや、何でもありません。
 そして、幾島勇退(かな?)。まぁ、大分前から道が分かれていた気もしますけどね。というか、幾島が進みたいと思っていた道じゃなかったけど、篤姫が行っちゃったからついていった、みたいな?

 まぁ、そんなほのぼの大奥は置いておいて、薩摩では不穏な空気が漂っておりますよ。

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2008.08.10

第三十回 将軍の母

OP。段々、紀州派も一橋派もどっちもどっちな気がしてきました。一橋派が権力握ってたら、紀州派弾圧してたんだろうなぁ、て。

 家茂が江戸城に入りました。早速大奥の篤姫にご挨拶。家茂は篤姫に好感を持っておられるようですが、直弼にしてみれば面白くありません。何せ出自が出自だし、それに何より表の政に口を出されてはたまったものではないとお考えのようですね。

 そして安政の大獄。水戸への勅諚に絡んだ月照・西郷にも幕府の追及の手が伸びてきます。お国許では斉興が復権し、斉彬の政策をことごとく否定しているところ。まさに前門の狼、後門の虎。帯刀・大久保は何とか二人を助けようとしますが、さてさてどうなることやら…

 直弼のやり方に納得できない家茂は、篤姫の考えを聞きに大奥へと足を運びます。が、そこへ直弼も乗り込んできました。密勅に関わった西郷の行方を篤姫に尋ねにきたようです。直弼の言ってる事も、考えも分かるんですけど、やっぱりやりすぎな感は否めません。何か他の方法はなかったのかなぁ。
 家定の遺言とはいえ、将軍の後見役などやらせたくない直弼は、篤姫を政からはじき出そうとしますが、家茂によって阻まれてしまいます。家茂自身が篤姫を信じきっている限り、無理でしょうねぇ。

 さて西郷さん。月照の保護をよりによって斉興に頼んじゃったんですね…。斉興は当然二人を救うはずがなく、久光も父と幕府を恐れどうすることもできません。
 帯刀と大久保は二人を逃がそうとしますが、二人の覚悟は決まっていたようです。日向へと送られる船の上から二人して身を投げてしまいます。西郷は助かりましたが、月照はここで命を落としてしまいます。生き残ったのはなすべき事があるからだと思って生きるしかないですよねぇ…。

 さて、ここで冒頭から少々挙動不審でした幾島が大奥から下がりたいと申し出ます。家定の死から篤姫が立ち直りつつある事を感じたからの申し出ですね。

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2008.08.09

第二十九回 天璋院篤姫

OP。世襲って善し悪しだよねぇ。就きたくもない地位に就かされるって苦痛以外の何物でもない。…と思う。

 家定の死は篤姫に大きな打撃を与えたようです。ハリスとの面会や、将軍継嗣問題に巻き込んだことで、家定の死期を早めたと思い悔やんでも悔やみきれないというところでしょうか。しかし当初の目的がそれだったのですから…。違った出会いが出来ればよかったのにね。

 さて、もう一方の死。斉彬を追って死を選ぼうとした西郷に、月照は斉彬の遺志を実現するために生きる様諭します。頑張れ西郷、時勢はまだまだこれからだ。
 斉彬の葬儀を終えた薩摩では久光が帯刀を側近にと望みます。ここでも斉彬の遺志は生きていますね。でも、問題は山積。斉興は復権を目論んでいらっしゃるようですし、若い侍たちは久光がお由羅の子であることに反発を覚えているようです。ところで大久保さんの考え方は見事に幕末の志士って感じでしたね。

 大奥では篤姫が家定の死を本寿院たちにも知らせたいと思います。愛する者の死を知らされないことは辛い、そのような思いを本寿院やお志賀にさせたくないと言いますが、篤姫の口から家定の死を聞かされるのはもっと辛いんじゃないかなぁ、と私なんかは思うんですけど。
 そんな時、滝山の態度に不審を持ったお志賀が篤姫の元へやってきます。篤姫は家定の死をお志賀に伝えますが、お志賀からは体の弱い家定に無理をさせ、しかもその不調に気付いてあげられなかった事を激しく責められます。
 引き続き本寿院に知らせに行きますが、慶喜が次の将軍になれなかったことへの逆恨みから家定を毒殺したと花で殴りつけられていました。…鋏じゃなくてよかったね。それくらいの理性は残っていたんだ…。(脇息振り上げたのは…?) ところで本寿院に家定の死は真であると伝えたときの篤姫の表情、笑っているようにも見えてしまったんですが、私だけ?

 さて、政局。幕府の頭越しに水戸藩へと勅諚が下されておりましたが、内密のはずなのに井伊直弼に駄々漏れでした。この辺、朝廷側が甘いのか、水戸藩側が甘いのか…。あ、直弼の諜報活動がすごいって可能性もあるか。

 篤姫は落飾して天璋院となりました。大奥を去るお志賀は、篤姫の事を「家定にただ一人愛された」と評し、篤姫を立ち直らせるきっかけとなります。
 家定の死を嘆いてばかりはいらないと気付かされた篤姫は大老・井伊直弼に会い、家茂の後見人のことを切り出しますが、直弼は見事にしらばっくれます。まぁ、本心では厄介な者が出てきたと思ってるんだろうなぁ。さて篤姫はこの老獪な御仁にどう立ち向かうのでしょうね。

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2008.08.05